スクリーンの餐

飛ぶ鳥落とすsioの実像描く

東京・代々木上原のレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作。同店が「ミシュランガイド東京」で4年連続一つ星を獲得するなど、現在最も注目を集めている料理人の一人。4月に公開された映画「sio 10年続く、店のはじまり」は、「ヤバい」が口癖の“料理界の異端児”鳥羽と、彼を支えるスタッフと家族の実像に迫ったドキュメンタリー映画である。
スクリーンの餐

消え去る映画技術と送る人々

皆さんは、百年後の映画がどうなっているか想像できるだろうか。リュミエール兄弟によるシネマトグラフの発明後、映画技術の進歩はとどまることなく、そのときどきの映画製作や鑑賞方法に変化をもたらしてきた。
スクリーンの餐

セイ衝動三景とアジアの天使

食欲と性欲は、共に人間の根源的な欲望であり、さまざまな形で結び付いている。あまねく映画においても、この二つの欲望を関連付けるさまざまな表現が、さまざまな作品で用いられてきた。今回紹介する「Sexual Drive」は、「納豆」「麻婆豆腐」「背油大蒜増々」という三つの食を通して、登場人物の内なる性(生)衝動が暴かれていくオムニバス・ブラックコメディである。 ※注意!! 以下はネタバレを含んでいます。 […]
スクリーンの餐

エスコフィエとピーチ・メルバ

現在公開中の「ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!」は、ノエル・カワードによる戯曲を映画化した「陽気な幽霊」(1945、デヴィッド・リーン監督)のリメイクである。
食品安全情報(化学物質)

食品犯罪・事件の分類と特徴

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.21(2020.10.14)を発表した。また、「【WHO】Q&A:鉛と鉛塗料」を食品安全情報(化学物質)No.21(2020.10.14)別添として発表した。
スクリーンの餐

五輪を揺るがした事件の映画

2020年の東京オリンピック開催にちなみ、スポーツを題材とする映画とその中に登場する食べ物にスポットを当てるシリーズの8回目。今回は平和の祭典としてのオリンピックを揺るがした事件を扱った映画と、その中に登場する食を取り上げる。
スクリーンの餐

家族たちをつないでいく品々

年末の恒例企画、年間1000本近くの鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今回は邦画編である。
ニュースクリップ

ロイヤルがプラ製ストロー廃止

●「ロイヤルホスト」「カウボーイ家族」「シズラー」「シェーキーズ」「ロイヤルガーデンカフェ」「リッチモンドホテル」6ブランド直営306店舗でプラスチック製ストロー提供廃止(必要なお客には「自然分解される植物由来のストロー」を提供)へ。(ロイヤルHD)
スクリーンの餐

茶席の美しい和菓子と心模様

年末の恒例企画、年間1,000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する「ごはん映画ベスト10」。例年洋画を先に発表していたが、今年は邦画から。
スクリーンの餐

ビフのモデルはトランプか?

今回は先日第45代アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ氏にちなんで、彼がモデルと言われる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジー(3部作)に登場する悪役ビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)とトランプ氏の類似と相違を、シリーズを通して見ていきたい。