スクリーンの餐

時代遅れ編集者の手土産作戦

働き方改革の推進やハラスメント対策などで、近年の職場環境は表向きは改善が図られていると言われる。一方、時代の変化に応じて自らをアップデートできない“働きバチ”世代の人間がいるのもまた事実だ。
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命のやりとり食事のやりとり

香港ノワールの旗手ジョニー・トーの作品は、緊張感あふれるアクションの合間に不意に挿入される食事シーンも印象的だ。少し前の話になるが、今年1月下旬よりシネマート新宿・心斎橋などで「ジョニー・トー 漢(おとこ)の絆セレクション」と題する上映会が行われた。
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日本のナチュラルチーズの今

今回紹介する「フロマージュ・ジャポネ」は、2022年公開のNORIZO監督作品「Vin Japonais ヴァン・ジャポネ the story of NIHON WINE」の姉妹編にあたる、日本のチーズについてのドキュメンタリーである。前作同様、クラウドファンディングで集めた資金をもとに製作されている。
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製菓で拓いた道と勝ち取る星

今回取り上げる「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」は、若き天才の呼声が高いフランスのパティシエ、ヤジット・イシュムラエンの自伝「Un rêve d’enfant étoilé : Comment la pâtisserie lui a sauvé la vie et l’a éduqué」をもとにしたフィクションである。
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美食家はどこにたどり着くか

「ごはん映画ベスト10 2023年 洋画編」(本連載第321回参照)第1位の「ポトフ 美食家と料理人」の魅力を語る2回目。前回は作品の時代背景の話が中心になってしまったが、今回はいよいよ作品の内容について語っていく。
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美食時代の到来と料理人の誕生

今回から2回にわたり、「ごはん映画ベスト10 2023年 洋画編」(本連載第321回参照)で1位になった「ポトフ 美食家と料理人」の魅力を紐解いていく。  本作は、「美味礼讃」(1825)の著者、ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン(1755—1826)をモデルに1924年に出版されたマルセル・ルーフの小説「La vie et la passion de Dodin Bouffant gourm […]
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夢のチョコレートとカカオ産地

一昨日はバレンタインデーだった。それにちなみ、チョコレートの“夢”を描いたミュージカル「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(本連載第321回参照)と、カカオの“現実”を描いたドキュメンタリー「巡る、カカオ 神のフルーツに魅せられた日本人」をご紹介する。