スクリーンの餐 美食家はどこにたどり着くか 2024年3月15日 rightwide 「ごはん映画ベスト10 2023年 洋画編」(本連載第321回参照)第1位の「ポトフ 美食家と料理人」の魅力を語る2回目。前回は作品の時代背景の話が中心になってしまったが、今回はいよいよ作品の内容について語っていく。
スクリーンの餐 美食時代の到来と料理人の誕生 2024年3月1日 rightwide 今回から2回にわたり、「ごはん映画ベスト10 2023年 洋画編」(本連載第321回参照)で1位になった「ポトフ 美食家と料理人」の魅力を紐解いていく。 本作は、「美味礼讃」(1825)の著者、ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン(1755—1826)をモデルに1924年に出版されたマルセル・ルーフの小説「La vie et la passion de Dodin Bouffant gourm […]
スクリーンの餐 夢のチョコレートとカカオ産地 2024年2月16日 rightwide 一昨日はバレンタインデーだった。それにちなみ、チョコレートの“夢”を描いたミュージカル「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(本連載第321回参照)と、カカオの“現実”を描いたドキュメンタリー「巡る、カカオ 神のフルーツに魅せられた日本人」をご紹介する。
スクリーンの餐 飾らない食事の力を描き出す 2024年2月2日 rightwide 2023年に公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。前回の洋画編に続き、今回は邦画編である。
スクリーンの餐 美食王国2作品の貫禄の魅力 2024年1月19日 rightwide 2023年に公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。まずは洋画編から。
スクリーンの餐 朝食ロケ弁から見える日本映画 2023年12月29日 rightwide 2023年最後となる今回は、元映画スタッフである筆者にとっても懐かしい、朝食弁当「ポパイ」についてのドキュメンタリー「映画の朝ごはん」を取り上げる。
スクリーンの餐 “家族の酒”復活への道のり 2023年12月15日 rightwide 1923年、大阪府島本町山崎に日本初となるウイスキーの蒸留所が造られた。寿屋(現サントリー)の山崎蒸溜所である。それから百年、技術者たちが研鑽を積んだ結果、今日のジャパニーズは、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンと並ぶ世界五大ウイスキーの一つに数えられるまでになった。
スクリーンの餐 歴代梅安シリーズの食事シーン 2023年12月1日 rightwide 池波正太郎の時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ(1972〜1990)を原作とした映画を取り上げていくシリーズの最終回。「仕掛人・藤枝梅安」の最初の劇場版映画「必殺仕掛人」三部作(1973〜1974)を取り上げる。
スクリーンの餐 生と死のはざまで食らう勝負飯 2023年11月17日 rightwide 池波正太郎の時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ(1972〜1990)を原作とした映画を取り上げていくシリーズの2回目。
スクリーンの餐 スクリーン外にある分とく山 2023年11月3日 rightwide 今回から、池波正太郎の「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ(1972〜1990)を原作とした映画を取り上げていく。池波正太郎と言えば、時代小説の大家であると共に美食家としても知られ、多数のグルメエッセーを残している。
スクリーンの餐 食事が語る女たちの来し方と心 2023年10月20日 rightwide ようやく残暑がおさまり、秋らしい気候となってきた今日この頃。今回は読書の秋と食欲の秋にちなみ、食のシーンが多数登場する漫画原作の映画を2作取り上げる。2作の共通点は、若い女性がヒロインということと、舞台として海が登場することである。
スクリーンの餐 クロマグロ完全養殖への突進 2023年10月6日 rightwide 前回は厳しい捕獲制限に苦しんでいるくじら料理専門店についてお伝えした。ほかにも資源枯渇が危ぶまれ漁獲制限が行われている水産資源がある。その一つが「海のダイヤ」「黒いダイヤ」とも呼ばれるクロマグロ(本まぐろ)。
スクリーンの餐 くじら料理の味、滋養、未来 2023年9月22日 rightwide 2019年6月30日、日本は国際捕鯨委員会(IWC:International Whaling Commission)を脱退し、7月1日から商業捕鯨を再開した。しかしそれから4年、クジラの捕獲頭数は減少し、価格は高騰。数少なくなったくじら料理専門店は瀕死の状態にある。
スクリーンの餐 うどん部が活躍する映画2選 2023年9月8日 rightwide 農山漁村の郷土料理百選——農林水産省が、全国の郷土料理を紹介することで農山漁村への関心を高めようと、2007年12月に選定した。実際にリストアップされているのは99品だが、そのうち5品はうどんメニューである。
スクリーンの餐 豆腐の味は人生のそれに似て 2023年8月25日 rightwide 2023年の夏は連日の猛暑続きで、クーラーの効かない部屋で過ごしている筆者の場合は、冷たい食べ物でないと喉を通らないことが多かった。そんな時に有難かったのが、さっぱり涼やかな冷奴。タンパク質を豊富に含みながら、低カロリーでお財布にも優しい豆腐は、筆者の好物の一つである。