スクリーンの餐

くじら料理の味、滋養、未来

2019年6月30日、日本は国際捕鯨委員会(IWC:International Whaling Commission)を脱退し、7月1日から商業捕鯨を再開した。しかしそれから4年、クジラの捕獲頭数は減少し、価格は高騰。数少なくなったくじら料理専門店は瀕死の状態にある。
スクリーンの餐

培養肉の進歩と課題がわかる

日本でも6月9日から公開となった、リズ・マーシャル監督作品「ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓」の英語原題「MEAT THE FUTURE」のミートは、meet(出会う)ではなく肉のmeatである。
食品安全情報(化学物質)

細胞ベース食品のハザード同定

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FAOとWHOが細胞ベースの食品の安全性に関する専門家会合を開催し、その報告書を発表した。欧州食品安全機関は、食品中のN-ニトロソアミン類による健康へのリスクについて科学的意見を発表した。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、ワイルドガーリックと他の有毒な植物との誤認について注意喚起を行っている。
食品安全情報(化学物質)

培養肉「細胞ベースの食品」に

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FAOとWHOはオンライン会議を開催し、専門家会合では「細胞ベース」という用語を用いることが合意された。EUにおける国民の化学物質への暴露量の測定とその健康影響の評価を調和させることを目的とした欧州初の大規模プロジェクトが2022年6月下旬に終了し、論文や消費者向け資料などが公開されている。
食品安全情報(化学物質)

ヒマワリ油代替原料への対応

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。英国食品基準庁とスコットランド食品基準庁は、ウクライナ紛争の影響でヒマワリ油の供給が逼迫する可能性を受けて、ヒマワリ油の精製菜種油への代替に関するリスク評価を発表した。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所は、食用にできる植物と有毒植物の誤認による食中毒について注意を呼び掛けている。
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イスラエルで培養肉生産本格化

イスラエル企業が来年から日産500kgの培養肉生産へ。横浜高島屋が植物性代替肉も使う中華おせち。千葉県市川市で高病原性鳥インフル疑似患畜国内6例目。ライフコーポレーションがAmazonで生鮮・惣菜を配達するエリアを拡大。Uberの、食品・日用品を運ぶNew Vertical事業伸張。摂食えん下障害の人たちも楽しめるメニュー。伊勢丹新宿店イートパラダイスに「浅草今半 きらく亭」。
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ワタミと明治協業アイテム拡充

「ワタミの宅食」と「明治の宅配」が協業アイテムを拡充。セブン-イレブン、「酒類の関連販売」「立地・地域対応」強化。信栄食品のマッスルギョーザ2年で5万4000食。フルーツ食べ放題とアフタヌーンティーの「タカノフルーツティアラ」。ニッスイが家庭用すり身製品・冷凍食品、業務用冷凍食品を値上げ。台湾の「ロイヤルホスト」で恒例「青森フェア」。福井県の小浜漁港で体重650キロの巨大ウシマンボウ水揚げ。
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梅の花が金融商品取引法違反

不適正な会計処理で梅の花に課徴金納付命令。551創業者の孫会社が恵比寿に豚まん専門店。青山通りにひとりしゃぶしゃぶ。立命館大びわこ・くさつキャンパス内にレストラン。ニューヨークに「更科堀井」開店。セイコーマートが缶飲料やフライドチキンなど値上げ。「スシロー」は原価率を再び50%に高める。ヤオコーのデリカ事業の伸び顕著。コカ・コーラ社の「やかんの麦茶」好調。茶摘みロボ2台を現地監視なしで遠隔操作。
食品安全情報(化学物質)

米国は詐欺的体験談の監視強化

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国連邦取引委員会は宣伝に詐欺的な体験談を使用した場合に多額の制裁金が発生する可能性があると通知した。米国食品医薬品局はナトリウム摂取量を減らすための支援として事業者向けガイダンスを発表した。米国環境保護庁長官はPFAS(パー及びポリフルオロアルキル化合物)汚染に対する戦略的ロードマップを発表した。
食品安全情報(化学物質)

韓国産ラーメンのEUへの対応

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.19(2021.09.15)を発表した。また、EUへ輸出したラーメンにおける2-クロロエタノール検出についてを食品安全情報(化学物質)No.19(2021.09.15)別添として発表した。
中国ひとり歩記(あるき)

中国は大豆原産地で大輸入国

ダイズの原産地は中国であり、その加工食品も多様である。また、新しい用途にも注目が集まっている。そんな大豆の現在と将来を考えてみたい。 ダイズの原産地は中国と日本  ダイズの原種と考えられているのはツルマメ(ノマメ)である。ツルマメの茎はつる状で、他の植物に絡みついて生育する。人の手が入って生態系がいったん崩された(人為的攪乱という)ような環境を好む。日本をはじめ、東アジアから東シベリアにかけて広範 […]