食品安全情報(化学物質)

「食品安全文化」推進の時代へ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。コーデックス委員会文書に「食品安全文化」が明記されたこともあり、この概念の政策への導入が進められている。FDAは食品安全文化に関する科学文献の系統的レビューを実施した。オーストラリア・ニュージーランドでベビーホウレンソウ製品への植物素材の混入があり、大規模なリコールを発表している。
食品安全情報(微生物)

七面鳥解凍品販売の一時的許可

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。イギリスは鳥インフルエンザ発生による影響を考慮して、通常は禁止している家禽肉の解凍品の販売を、このクリスマスシーズンの間、一時的に緩和した。一方、EU/EEA加盟数カ国では2021年9月以降、鶏肉製品や生鮮鶏肉が原因食品である可能性が高いサルモネラ感染が発生している。
フードサービス月次業績

既存店売上前年クリア111件

2022年11月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、146件のデータのうち111件が前年同月以上だった一方、35件が前年同月割れとなった。全店売上高では、109件のデータのうち84件が前年同月以上だった一方、25件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

客単価上昇で売上高増が8割

主要食品スーパーの2022年11月実績。既存店客数は、前年並みに推移している例が多く、データがあるなかでは前年同月クリアと同未達が半々。既存店の客単価は上昇傾向。既存店売上高が前年同月を5%以上上回ったデータは6件だった。
コンビニエンスストア月次業績

客単価上昇。ローソンは客数減

主要コンビニエンスストアの2022年11月実績。既存店売上高が前年同月を上回ったのは、ファミリーマート、セブン-イレブン、ローソン(ローソンおよびナチュラルローソン)。既存店客数では、ファミリーマートとセブン-イレブンは前年同月の客数を維持したが、ローソン各業態とミニストップは前年同月に達しなかった。各社とも客単価は上昇している。
食品安全情報(化学物質)

竹粉末添加包材はEUでは違法

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は植物由来の添加物を含むプラスチック製の食品接触物質に関する措置の結果を発表した。米国FDAは細胞ベースの特定の食品の販売について初めて公式見解を発表した。欧州食品安全機関は、食品接触物質に使用される可塑剤物質のハザード評価のための科学的プロトコルを発表した。
食品安全情報(微生物)

食品由来疾患への対応の動画

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAが食品由来疾患のアウトブレイクへの対応を紹介する動画を公開した。国内外の諸機関や食品事業者等と協力・連携して対策を講じるプロセスも解説している。「Eurosurveillance」は、飲用生乳に関連のO157:H7感染アウトブレイクと病原体性状解析法の迅速な利用についての論文を掲載している。
食品安全情報(化学物質)

米国FSMAのトレサ最終規則

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOはパーおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に対する飲料水水質ガイドライン(GDWQ)の更新を検討している。ニュージーランド第一次産業省は、食品の健康スター格付システムの更新版を発表した。米国FDAは食品安全近代化法(FSMA)のトレーサビリティに関する最終規則を発行した。
食品安全情報(微生物)

WHOの新しい食品安全戦略

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOは「食品安全のための世界戦略2022-2030」を立ち上げた。米国CDCは、エノキダケに関連のおよびデリミートおよびチーズに関連の感染アウトブレイクを調査している。英国食品基準庁は食用昆虫のための法律の修正案に寄せられた意見を公開している。
フードサービス月次業績

既存店前年2桁超は101件

2022年10月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、148件のデータのうち142件が前年同月以上だった一方、6件が前年同月割れとなった。全店売上高では、109件のデータのうち97件が前年同月以上だった一方、12件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

客数が減りながら客単価は上昇

2022年10月 主要食品スーパーの2022年10月実績。既存店売上高が前年同月を上回ったデータは40件中31件。既存店客数が前年同月を上回ったデータは27件中12件に留まり、同客単価では26件中24件が前年同月を上回った。買い物頻度が減りながら、一度に買う量が増える傾向が見られる。
コンビニエンスストア月次業績

客単価上昇で既存店売上高増

主要コンビニエンスストアの2022年10月実績。各業態とも既存店売上高は前年同月を上回った。セブンイレブンが108.0%など、主要3チェーンは好調。ただし、客数は前年並みで客単価の上昇によって売上増につなげた。なお、既存店客数はローソンストア100事業とミニストップが前年同月を下回った。
食品安全情報(化学物質)

培養肉「細胞ベースの食品」に

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。FAOとWHOはオンライン会議を開催し、専門家会合では「細胞ベース」という用語を用いることが合意された。EUにおける国民の化学物質への暴露量の測定とその健康影響の評価を調和させることを目的とした欧州初の大規模プロジェクトが2022年6月下旬に終了し、論文や消費者向け資料などが公開されている。
食品安全情報(微生物)

みじん切りセロリからO103

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダの病院で大腸菌O103感染アウトブレイクが発生。患者全員が病院で提供された調理済みサンドイッチに使用されていた生のみじん切りセロリに曝露していた。スイスで全国的なリステリア症アウトブレイクが発生し、追跡調査により、1カ所のチーズ製造施設でリステリアによる環境汚染が持続していたことが判明した。