外食産業市場動向調査

洋風FFS客数減・売上増鈍る

日本フードサービス協会(JF)は2023年5月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数228、店舗数36,529店=98.7%)合計の売上高は111.8%と2桁の拡大。客単価は際立って上昇したが、客数は103.7%と前年同月を上回った。
フードサービス月次業績

既存店売上前年超は131件

2023年5月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、139件のデータのうち131件が前年同月以上だった一方、8件が前年同月割れとなった。全店売上高では、104件のデータのうち90件が前年同月以上だった一方、14件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

売上増多いが前年割れの例も

主要食品スーパーの2023年5月実績。既存店売上高は、データがある36件の中では5%以上伸びたデータが7件をはじめ31件が前年同月を上回った一方、5件が前年同月に達しなかった。既存店客数は、データがある24件の多くは前年並みで推移したが、15件は前年同月に達しなかった。既存店客単価は、データがある23件中1件を除くすべてで前年同月から上昇した。
コンビニエンスストア月次業績

大手3社は既存店5%以上増

主要コンビニエンスストアの2023年5月実績。既存店売上高はファミリーマート6.2%増、ローソン(単体)5.8%増、セブン-イレブン・ジャパン5.4%増をはじめ、ミニストップを除く各社が前年同月を上回った。既存店客数も、ミニストップとローソンストア100事業を除く各チェーンが前年同月を上回った。既存店客単価はすべてのチェーンで前年同月を上回った。
フードサービス月次業績

9割のデータが前年同月以上

2023年4月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、133件のデータのうち123件が前年同月以上だった一方、10件が前年同月割れとなった。全店売上高では、101件のデータのうち90件が前年同月以上だった一方、11件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

売上増5%以上のデータ14件

主要食品スーパーの2023年4月実績。既存店売上高が前年同月を5%以上上回ったデータが14件あるほか、U.S.M.Hのカスミなど一部を除いて各社が前年同月を上回り、全体に好調。既存店客数は前年同月を上回ったデータと前年同月に達しなかったデータが半々。客単価はU.S.M.Hの全体、マルエツ、カスミを除く各社で前年同月を上回った。
コンビニエンスストア月次業績

客数・客単価とも前年上回る

主要コンビニエンスストアの2023年4月実績。既存店売上高はローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン)が前年同月比6.0%増、ファミリーマート国内(単体ベース)が同5.3%増など各社とも前年同月を上回った。既存店客数は、ミニストップ以外の各社が前年同月を上回った。客単価も各社とも前年同月を上回った。とくにローソンストア100事業は客単価が前年同月比5.2%増となっている。
フードサービス月次業績

2月に続きアルコール系が改善

2023年3月のフードサービス(株式公開企業)の業績。既存店売上高では、142件のデータのうち134件が前年同月以上だった一方、8件が前年同月割れとなった。全店売上高では、104件のデータのうち99件が前年同月以上だった一方、5件が前年同月割れだった。
食品スーパー月次業績

既存店前年同月クリアは30件

主要食品スーパーの2023年3月実績。既存店売上高が前年同月を上回ったのは、データがある40件のうち30件だった。イオン九州SM・DS業態で8.7%増だった等を除くと、大きな売上増となったデータは少ない。既存店客数は前年同月並みか下回ったデータが多かった。
コンビニエンスストア月次業績

各チェーンとも既存店売上高増

主要コンビニエンスストアの2023年3月実績。各チェーンとも既存店売上高が前年同月を上回った。とくに、ローソン事業が前年同月比6.5%増、ファミリーマートが同5.6%増と好調だった。ローソンストア100事業とミニストップを除く大手チェーンで既存店客数は前年同月より増加し、既存店の客単価も上昇傾向だった。 ミニストップは3月に1店舗を開店した一方53店舗を閉店し、月末店舗数は1,855店舗となった。