食品安全情報(微生物)

牛由来食品に感染性因子あるか

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所ほかは、ドイツがん研究センターが発表していた牛由来の食肉や乳製品に存在するとされる新しい感染性因子(BMMF)について再評価を実施した。その結果、BMMFによる健康被害はいずれの年齢の消費者においても考えにくいとされた。
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熟成肉の安全確保のための管理

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関の専門パネルは、牛肉のドライエイジングおよび牛肉・豚肉・子羊肉のウェットエイジングについて微生物学的ハザードおよび腐敗菌への影響を調査した。欧州疾病予防管理センターは、「エルシニア症 -2020年次報告書」を発表した。
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英国で燻製魚関連のリステリア

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。イギリスでリステリアが検出された燻製魚の回収があり、英国食品基準庁とスコットランド食品基準庁はこれらについて消費者に注意喚起を行っている。昨秋米国で発生したO157:H7感染アウトブレイク(患者にはWendy’sでの食事を報告した例が含まれる)について、当局は原因食品を特定できるデータを得られな […]
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スプラウト製品のサルモネラ

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国CDCで複数州にわたって発生しているサルモネラ感染アウトブレイクで、関連が示唆される生のアルファルファスプラウトの回収が行われている。また米国では、テキサス州ガルベストン湾の採捕地域「TX1」で採捕された生牡蠣に関連して複数州にわたってノロウイルス感染アウトブレイクが発生している。
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七面鳥解凍品販売の一時的許可

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。イギリスは鳥インフルエンザ発生による影響を考慮して、通常は禁止している家禽肉の解凍品の販売を、このクリスマスシーズンの間、一時的に緩和した。一方、EU/EEA加盟数カ国では2021年9月以降、鶏肉製品や生鮮鶏肉が原因食品である可能性が高いサルモネラ感染が発生している。
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食品由来疾患への対応の動画

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAが食品由来疾患のアウトブレイクへの対応を紹介する動画を公開した。国内外の諸機関や食品事業者等と協力・連携して対策を講じるプロセスも解説している。「Eurosurveillance」は、飲用生乳に関連のO157:H7感染アウトブレイクと病原体性状解析法の迅速な利用についての論文を掲載している。
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WHOの新しい食品安全戦略

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOは「食品安全のための世界戦略2022-2030」を立ち上げた。米国CDCは、エノキダケに関連のおよびデリミートおよびチーズに関連の感染アウトブレイクを調査している。英国食品基準庁は食用昆虫のための法律の修正案に寄せられた意見を公開している。
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みじん切りセロリからO103

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。カナダの病院で大腸菌O103感染アウトブレイクが発生。患者全員が病院で提供された調理済みサンドイッチに使用されていた生のみじん切りセロリに曝露していた。スイスで全国的なリステリア症アウトブレイクが発生し、追跡調査により、1カ所のチーズ製造施設でリステリアによる環境汚染が持続していたことが判明した。
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レバーパテ関連のリステリア

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。Eurosurveillanceは2018年12月にオーストリア発生したリステリア症アウトブレイクに関する論文を掲載している。検体の追跡等から、食品メーカーが製造したレバーパテの喫食による可能性が高いと見られている。米国では生鮮サーモンの生食に関連して発生しているサルモネラ感染アウトブレイクが調査されている […]
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豆のコロッケ冷凍品のO121

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。小売チェーンALDIで販売されたEarth Grownブランドの冷凍ファラフェル(豆のコロッケ)に大腸菌O121汚染の可能性が判明した。EU加盟6カ国と英国でA型肝炎ウイルス(HAV)遺伝子型IB株による感染が報告されている。ドイツでは生食用野菜生産に再生水を使用すべきではないとされている。
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米国で牛挽肉関連のO157

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国の複数州で大腸菌O157:H7感染アウトブレイクが発生し、当局が調査に当たっている。複数の患者が特定ブランドの料理セットを購入しており、当該挽肉の施設番号が特定され、当局はさらに原材料の追跡調査を進めている。
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医療施設の食品由来疾患の研究

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAは、産卵鶏が自由に出入り可能な鶏舎による生産者向けガイダンスを発表した。Eurosurveillanceで発表の論文「高所得国における医療施設関連の食品由来アウトブレイク」では、病院・食品安全当局・公衆衛生当局の間での分野を越えた緊密な協力と情報交換が必要としている。
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原因食品不明の大腸菌O157

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国疾病予防管理センター(CDC)は大腸菌O157:H7感染アウトブレイクに関する情報を発表した。原因食品はまだ不明だが、患者62人のうち52人がWendy’sの店舗での食事を報告した。英国食品基準庁(FSA)は、狩猟動物に関するガイダンスの改訂版を発行した。
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BfRが世界食品安全年鑑公開

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は「世界食品安全年鑑」(World Food Safety Almanac)をオンライン化した。食品・飼料の安全性に関する計37カ国の情報がこの収載されている。
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ビブリオのリスクは上昇する

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関(EFSA)の研究によると、サルモネラ汚染率は検体の移動距離に比例して上昇することが示された。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、病原性ビブリオ属菌に汚染された水産食品の喫食による食品由来感染症のリスクは次第に上昇すると考えており、消費者に対する注意喚起を行っている。