NEW

アジ5割増、イワシ8％減少

2025年6月第3週（2025年6月20日〜2025年6月26日）

2025年6月27日 FWJニュースデスク生鮮の市況（水産／東京都）

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）が発表した2025年6月第3週（2025年6月20日〜2025年6月26日）の概況より。
25日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4％の増加。前年同期は2024年6月21日〜2024年6月27日。
1日平均取扱数量は総量957t（96％、95％）。このうち鮮魚類は538t（前週比104％、前年同期比103％）、冷凍魚類は198t（前週比92％、前年同期比92％）、塩干加工品は221t（前週比84％、前年同期比82％）。

日ごとの動き

6月20日（金）週末の取引、連日の真夏日で鮮魚類の買い気は振るわなかった。イワシは1〜2割続落、スルメは1〜2割下落、サバとブリはともに軟調、アジは小甘い、カツオは小動きだった。相場全体では軟調。

6月21日（土）休市前の取引、買い気は幾分上向いた。サバとカツオはともに2割下落、アジは1〜2割下落、ブリは続軟調、イワシは堅調、スルメは保合った。相場全体では小幅安。

6月23日（月）週明けの取引、買い気はいまひとつ。サバは1〜2割反発、スルメは1〜2割上伸、イワシは続堅調、アジは2割続落、ブリは続軟調、カツオは区々となった。相場全体では区々。

6月24日（火）休市前の取引、買い気はまずまず。カツオは1〜2割上伸、スルメは小幅続伸、ブリは堅調、アジは強保合、サバとイワシはともに保合った。相場全体では堅調。

6月26日（木）休市明けの取引、入荷増や雨市で、買い気は後退。ブリは2〜3割下落、カツオは2割、スルメは1〜2割、ともに反落、アジは軟調、サバは強保合、イワシは保合った。相場全体では下落。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が宮城と神奈川主体に入荷。前週に比べ数量は49％増加、価格は中型が0.5割安、中小型がほぼ変わらず。

サバ　千葉主体に入荷。前週に比べ数量は20％減少、価格は0.5割安。

イワシ　岩手と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は8％減少、価格は0.5割強安。

スルメイカ　福井と石川主体に入荷。前週に比べ数量は6％増加、価格は1割弱高。

カツオ　千葉主体に入荷。前週に比べ数量、価格ともに変わらず。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況（2025年6月第3週）
品名	一日平均取扱数量（t）			主産地	銘柄	卸売価格（円／㎏）及び中値比較
品名	取扱数量	前週比	前年同期比	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比
マグロ	57.0	98	120	各地	生	28,080	4,171	1,620	121	92
マグロ	57.0	98	120	海外	生	14,580	9,450	3,780	–	172
メバチ	42.2	104	88	各地※	冷凍	3,240	1,060	756	102	105
アジ	53.9	149	217	長崎	中	972	680	432	95	69
アジ	53.9	149	217	宮城ほか	中小	594	459	324	101	222
サバ	22.5	80	95	千葉	－	756	389	270	95	123
イワシ	19.9	92	178	岩手ほか	－	756	367	216	94	82
スルメイカ	13.4	106	172	福井ほか	－	1,944	1,231	432	108	105
冷スルメイカ	2.2	183	275	各地	－	2,376	–	2,160	–	–
サンマ	0.8	80	89	各地	解凍	972	–	756	–	–
カレイ	13.0	98	121	北海道	マ	756	421	216	91	74
				青森ほか	マコ	2,160	972	216	164	144
				北海道	アカ	756	540	432	91	100
				北海道	アサバ	–	324	–	–	–
ハマチ	6.9	106	58	愛媛ほか	野〆	1,782	1,728	1,674	100	173
塩サケ	14.4	132	72	北海道	トキ	–	3,240	–	100	–
塩サケ	14.4	132	72	北海道	アキ	1,620	1,512	1,404	100	165
タラ類	3.4	94	89	北海道	生	–	–	–	–	–
タラ類	3.4	94	89	宮城	ぶわ	1,728	–	1,620	–	–
カツオ	18.2	100	32	千葉	－	2,700	1,382	648	100	274
キンメダイ	10.2	112	103	東京ほか	－	5,940	1,922	1,404	100	99