ドベネックの桶
土を知る、土を使う

作物の栄養(5)リービッヒの誤り

無機栄養説を唱えてテーアと対立したリービッヒは、一方で窒素不要論を唱えて英国のローズと激論を闘わせます。結局これはリービッヒの誤りだったわけですが、これが激論になるほど、この時期に窒素は注目されたというわけです。
外食産業再生のために見直したいポイント
恢復するチェーン

外食産業再生(10)顧客の店舗への関与は希薄

外食チェーンでは、接客の時間や人的な要素が削減される上に、営業の中にアフターセールスサービス(A/S)の要素を取り込んでいない。このため、顧客の店舗とのかかわりは希薄であり、“リピート”を増やすには1回ごとの販促(SP)に成功しなければならない。
「龍圓」(東京・浅草)
食って・走って・また食った

チャイニーズの枠を超えたチャイニーズ「龍圓」(浅草)

寒い日が続きますね。東京でも雪が降るようになりました。そんなときはさすがに自転車通勤をやめるのですが、郷里の北海道の友人の中には、MTB(マウンテンバイク)にスパイクタイヤを装着して、冬でも自転車通勤を続けている豪の者がいます。一種のトレイルランに近いかもしれませんが、心底尊敬します。上には上がいるものです。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.02(2012.01.25)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。欧州食品安全機関(EFSA)によるカドミウムの食事曝露評価から、日本人の場合のカドミウム曝露について考えたい。米国食品医薬品局(FDA)は、オレンジジュースから認可されていない防カビ剤を検出したが、その対応に注目する。韓国の2012年食品安全政策の内容が興味深い。
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

III 幻の「大日本基準コクテール・ブック」(1)

戦前のカクテルについて調べていると、「大日本基準コクテール・ブック」という書名がしばしば資料に登場する。日本バーテンダー協会が戦前に上梓した本だが、名前こそ知る人はいても、それを持っているどころか、目にしたことがあるという人には出会ったことがなかった。その本が現存するらしいということがわかった。
土を知る、土を使う

作物の栄養(4)近代科学による解明

作物に何を与えればよいのかという問題について、人類は長い間頭を悩ませてきました。それを詳しく解明するきっかけになったのはリービッヒの無機栄養説ですが、これはテーアの有機栄養説と対立します。その頃日本では何をしていたかと言えば、“とにかく何でも与える”式の大ざっぱな考え方による有機肥料の投入でした。
ダイズが「畑の肉」と呼ばれるのにはわけがある
お知らせ

「大豆変身物語」連載開始について

 新連載「大豆変身物語」がスタートしました。  元ヒゲタ醤油品質保証室長で技術士の横山勉さんに、ダイズ生産、大豆の効用、さまざまな加工技術などについて執筆いただきます。  日常の食材としても、各種の加工食品、調味料の材料としても、またさまざまな行事に欠かせない行事食としても重要な食品である大豆。その知られざるパワーについてのお話をお楽しみください。 FoodWatchJapan 編集部