スクリーンの餐 266

喜びも悲しみもピンクの箱に

アメリカ・カリフォルニア州にある約5,000店舗に及ぶドーナツ店の90%以上はカンボジア系アメリカ人の経営によるものである。なぜそうなったのか。今回紹介する「ドーナツキング」は、その基礎と巨万の富を築き「ドーナツ王」と呼ばれたカンボジア男性・テッド・ノイの、天国と地獄を何度も行き来するジェットコースターのような人生を描いたドキュメンタリーである。

スクリーンの餐 265

料理・食事の時間が二人の時間

さる11月3日に公開された「劇場版 きのう何食べた?」をご紹介する。同棲するゲイのカップルを描いたマンガを原作とするドラマで、2019年に西島秀俊と内野聖陽のW主演でテレビドラマ化されて人気を集め、映画はその続編となる。二人の愛情のやりとりを料理と食事で表現することに成功しているところが人気の秘密と言えるだろう。注目のメニューを点描してみた。

スクリーンの餐 264

NYクイーンズの食べ物今昔

古今東西、君主一族の結婚話は庶民の関心事であり、日本でも現在進行形でメディアの大騒ぎが繰り広げられているところである。今回はアフリカの架空の国ザムンダの王子がアメリカで花嫁探しをする「星の王子ニューヨークへ行く」と、32年後の続編「星の王子ニューヨークへ行く2」を見比べながら、映し出される街の風景と食の関わりについてみていこうと思う。

スクリーンの餐 263

中村兄弟とラーメンの世界映す

現在公開中の「RAMEN FEVER」をご紹介する。コロナ禍でフードサービス業界も映画業界も深刻な影響を受けるなか、久しぶりに公開されたフード・ドキュメンタリーである(撮影は2016年)。

スクリーンの餐 262

エスコフィエとピーチ・メルバ

現在公開中の「ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!」は、ノエル・カワードによる戯曲を映画化した「陽気な幽霊」(1945、デヴィッド・リーン監督)のリメイクである。

スクリーンの餐 261

アーヤと魔女の英国風ジブリ飯

現在公開中の「劇場版 アーヤと魔女」は、「思い出のマーニー」(2014)以来7年ぶりとなるスタジオジブリ制作の長編アニメーション(※1)であり、ジブリとしては初となるフル3DCGアニメである。