昔海水浴に出かけた東小樽海岸
食って・走って・また食った

お盆の匂い

前回北海道に帰った時のお話の続きになるけれど……。 皿盛りのプリンスメロンとプラムと  先日北海道に行ったのは、自分の家の法事があったから。父が死んでからもう23年なんて、ずいぶんあっという間だった気がする。  あの日、23年前の6月30日の東京。ちょっと暑くなって、「夏用背広でも重いなぁ」と思っていた頃。会社に戻って来たら、親戚から連絡があった。そこから23年。早いと言えば早いし、長いといえば長 […]
繁盛の秘密・付加価値の正体

値下げするとお客が減るのはなぜか?(5)マーケティングでいう「死神」とは――低価格路線が招き寄せる地獄の案内人

前回までは、アンダーマイニングという現象を説明し、値引き・値下げ(値下げとなる価格改定、割引券等の発行、クーポンプログラム、ポイントプログラムなど)が、得意客を遠ざけることになってしまう可能性についてお話ししました。
ルート66
スクリーンの餐

踏み潰し搾られるブドウたち

今回紹介する「怒りの葡萄」(1940)はスタインベックがピューリッツァー賞を受賞した原作の映画化である。「荒野の決闘」(1947、本連載46参照)と同じく、ヘンリー・フォンダが主演しジョン・フォードが監督を務めた。第13回アカデミー賞では監督賞と主人公の母親役を演じたジェーン・ダーウェルが助演女優賞を獲得している。 ダストボウルとオーキーズ  物語は1930年代前半のアメリカ中部オクラホマ州から始 […]
時・人・仕事

健康長寿の秘訣は食事のバラエティとおいしさ

【東京都健康長寿医療センター研究所大渕修一さんへのインタビュー】日本が高齢社会となった今、高齢期の健康を保つにはどうするべきか、健康な状態で高齢期を迎えるにはどうするべきかに関心が集まっている。とくに、食について考えるべきことを、東京都健康長寿医療センター研究所在宅療養支援研究副部長の大渕修一氏に聞いた。
繁盛の秘密・付加価値の正体

値下げするとお客が減るのはなぜか?(4)キャッシュバック、クーポン、ポイントが得意客を追い払う

前回は、自分の心から、自発的に何かをしている人に対して、他人が報酬を設定する、とくに金銭的な動機づけをすると、その人はやる気をなくすというお話をしました。このことを、店に通ってきてくれている得意客について考えてみます。
スクリーンの餐

レタス王のレタスと大豆先物

日本とフランスの農家が登場する作品を取り上げた前回に続き、今回と次回の2回にわたり、文豪ジョン・スタインベック原作の映画を通じてアメリカの台所を支えた農業の一面を見ていこうと思う。 小説「エデンの東」第4部から  今回紹介するのは「エデンの東」(1955)である。  小説「エデンの東」は、南北戦争から第一次世界大戦までの時代を背景として、旧約聖書の「カインとアベル」のエピソードをモチーフに、父子、 […]
鎌倉野菜の蒸し物
食って・走って・また食った

「和しょく えびはら」(東京・神楽坂)の価値は価格にあらず

台風接近中で注意が必要ですね。そして今日は夏至。いよいよ夏が来ます。今年は過去最高の暑さになる、という予報もあるので、熱射病・日射病には注意しましょう。私のような自転車通勤者は、こまめな水分補給と、太陽が昇りきらない早い時間の通勤が必要かな、と思ってます。 あんなによいお店に空いてる日がある?  夏が近づいてくると、無意識のうちに、さっぱりしたもの、すがすがしいもの、きりりとしたものを身体が求める […]