土を知る、土を使う 作物の栄養(11)カリウム過剰の問題 2012年3月13日 関祐二 カリウムも、欠乏と過剰でそれぞれ異なる問題を起こします。しかし今日の日本では、カリウムは欠乏よりも過剰を起こさないように注意するべきです。それは生育だけでなく、品質にも大きな影響を与えます。
土を知る、土を使う 作物の栄養(10)カリウムが作物に与える影響 2012年3月6日 関祐二 カリウムは、日本では昔から比較的確保しやすい成分でした。これが植物に実際どのような働きをするのか、詳細なしくみはわかっていません。しかし、開花・結実など重要な事柄に大きな影響を与えることはわかっています。
土を知る、土を使う 作物の栄養(9)窒素のコントロールがうまく行かない理由と影響 2012年2月28日 関祐二 畑では窒素を与えても効かないことがよくあります。それは畑の状態に大きく影響されます。“効かなかった”窒素は畑の土壌から失われ、流れた先でいろいろな問題も起こします。
土を知る、土を使う 作物の栄養(8)窒素の与え方への気づかいから効かせ方への気づかいへ 2012年2月21日 関祐二 窒素を与える量とタイミングは、作物の色を見ながら判断するということが行われてきました。これは基本的で重要な技術です。しかし、その方法で与え方に気を配るだけでなく、いかに安定して窒素を効かせるかにより神経を使うべきです。
土を知る、土を使う 作物の栄養(7)窒素が作物に与える影響 2012年2月14日 関祐二 窒素は植物の生育や活動に最も大きな影響を与える物質で、量も必要です。しかし、だからと言って大ざっぱに扱うのではなく、量とタイミングに気を配ることが収量と品質に利いてきます。
土を知る、土を使う 作物の栄養(6)窒素の扱いにくさ 2012年2月7日 関祐二 実際の窒素の働きについて考えていきましょう。水田で栽培するイネはアンモニア態窒素を利用しますが、これは比較的扱いやすいものです。しかし畑の作物は硝酸体窒素を利用します。これはコントロールのしにくい代物です。
土を知る、土を使う 作物の栄養(5)リービッヒの誤り 2012年1月31日 関祐二 無機栄養説を唱えてテーアと対立したリービッヒは、一方で窒素不要論を唱えて英国のローズと激論を闘わせます。結局これはリービッヒの誤りだったわけですが、これが激論になるほど、この時期に窒素は注目されたというわけです。
土を知る、土を使う 作物の栄養(4)近代科学による解明 2012年1月24日 関祐二 作物に何を与えればよいのかという問題について、人類は長い間頭を悩ませてきました。それを詳しく解明するきっかけになったのはリービッヒの無機栄養説ですが、これはテーアの有機栄養説と対立します。その頃日本では何をしていたかと言えば、“とにかく何でも与える”式の大ざっぱな考え方による有機肥料の投入でした。
土を知る、土を使う 作物の栄養(3)光合成と背伸び競争 2012年1月17日 関祐二 作物の栄養を考える上で、光合成は無視できない。作物が各種の成分を吸収しようとすることも、光合成という機能があって説明がつくことだ。
土を知る、土を使う 作物の栄養(2) 2012年1月10日 関祐二 作物は有機物を吸収して育つとする有機栄養説に対して、19世紀の化学者リービッヒは、作物は成分を無機態で吸収するという無機栄養説を発表しました。これが今日の作物の栄養を考える基礎になっていますが、今日では別の吸収の形も知られています。そこを理解した上で、作物の栄養についてより深く学習していきましょう。
農林・水産 2011年食の10大ニュース[14] 2011年12月31日 浅川芳裕 パキスタンの家庭菜園、米兵に襲撃される 「農地の放射性物質の汚染“合法”は許せない」、鈴木博之氏(福島県大玉村)東電提訴へ 世界の食料ロス13億t、全農産物生産量の3分の1! 世界の飢餓人口統計は「でっちあげ」? エジプト革命、食料価格の高騰は原因にあらず 農水省、大震災直後「コメ屋査察を強化」 財政破綻のギリシャ、就農人口急増 デンマーク政府、世界初の「脂肪税」導入開始 ベトナム、TPP参加 水 […]
農林・水産 2011年食の10大ニュース[6] 2011年12月28日 浜本哲郎 畜産業界の東日本大震災からの奇跡的復興 福島第一原子力発電所からの避難と被害 放射性物質基準値の科学的根拠と検査、検査、検査…… 震災後の被災地で日本の食品流通の底力発揮 遺伝子組換えレインボーパパイヤの承認 TPPの協議に日本も参加の意思を表明 牛肉の生食を厚労省が禁止 米国で大干ばつも、穀物生産量減は最小に収まる 米国産非遺伝子組換えトウモロコシの供給システムを全農が構築 宮城大学の三石誠司教 […]
土を知る、土を使う 栽培現場ごとの土の事情(7)海外での農業(2) 2011年12月27日 関祐二 栽培現場を7つに分類して説明する (1) 育苗培土(野菜苗を中心に) (2) 固形培地によるハウス栽培 (3) ハウスでの地床栽培 (4) 露地畑 (5) 水田での水稲 (6) 水田からの転作 (7) 海外での農業 農業生産を行う現場を7つに分類し、それぞれについて、土のあり方と栽培の実際について説明している。降水の少ない地帯の土は、ミネラルを多く含むが、固さと塩害の克服が難しい。
農林・水産 2011年食の10大ニュース[3] 2011年12月27日 宮井能雅 組換えパパイヤ“レインボー” 国産大豆 国産麦 品川プリンスの朝カレー ドイツのソーセージ ザワークラウト ヨーロッパのポテト たくわんの煮物 味噌カツサンド チリビーンズ