イワシが北海道や千葉等から

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年6月第3週(6月14日〜6月20日)の概況より。

日ごとの動き

 19日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。

 1日平均取扱数量は総量1,261t(前週比102%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は601t(前週比97%、前年同期比94%)、冷凍魚類は255t(前週比110%、前年同期比95%)、塩干加工品は405t(前週比107%、前年同期比98%)。

6月14日(金) 週末の取引、入荷多く買い気は低調。イワシやスルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では小反発

6月15日(土) 休市前の取引、雨天の影響か引き続き買い気は低調。サバやメジが値を上げる一方、スルメやブリは値を下げるなど、相場全体では小動き

6月17日(月) 休市明けの取引、買い気は上向き。アジやカツオ、スルメが値を上げる一方、サバやイワシ、ブリが値を下げるなど、相場全体では高安区々

6月18日(火) 休市前の取引、入荷少なく荷動きは回復。サバやカツオが値を上げるなど、相場全体では小高い

6月20日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。。アジやサバ、イワシが値を下げ、カツオは半値以下に急反落するなど、相場全体では反落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根や石川主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は中型が1.5割強高、中小型は約2割高。

サバ 千葉や神奈川主体に入荷。数量は前週に比べ17%減少し、価格は約1割高。

イワシ 北海道や千葉主体に入荷。数量は前週に比べ33%増加し、価格は2.5割安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格は1.5割強高。生サンマは入荷なし。

主な水産物の市況(2019年6月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ52.811765各地3,056
海外3,875
メバチ46.98587各地※冷凍1,071
アジ49.28286長崎594
島根ほか中小529
サバ24.68372千葉ほか341
イワシ40.413390北海道ほか248
スルメイカ138576石川805
冷スルメイカ3.48585各地-
サンマ5.581172北海道ほか-
各地解凍-
カレイ13.980103北海道464
青森ほかマコ-
北海道アカ459
北海道アサバ-
ハマチ12.3103108愛媛ほか野〆983
塩サケ17.111674北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類792115青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ34.986122千葉734
キンメダイ6.26885東京ほか2,182
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/