はくさい、とうもろこし等増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年6月第3週（6月14日〜6月20日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,564t（前週比99％、前年同期比103％）。

　前週比でははくさい、とうもろこし、かぼちゃ等が増加したが、たまねぎ、キャベツ、ピーマン等が減少したため、1％の微減となった。

　前年同期比では、じゃがいも、にんじん、はくさい等が減少したが、キャベツ、きゅうり、とまと等が増加したため、3％の増加となった。

　市況は、前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に千葉県等から入荷した。関東後発産地、青森県、北海道からの入荷に移行し、前週比5％の増加となった。青森県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷した。関東後発産地、青森県、北海道からの入荷に移行し、前週比5％の増加となった。週前半は降雨で入荷量が減少し、引合いは出ましたが、後半は荷動きが鈍くなり、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。全体量が多く荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷した。長野県産、群馬県産の入荷量が徐々に増加し、前週比4％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比21％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比6％の増加となった。前週の価格上昇の影響で引合いが弱まり相場は下落し、茨城県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　埼玉県を中心に福島県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷し、前週比12％の増加となった。高知県産の価格は強保合となった。

トマト　栃木県、熊本県等から入荷し、5％の増加となった。関東産は出方が少なく、相場が上昇し、栃木県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷したが、茨城県産が減少傾向にあり、前週比21％の減少となった。全体量は少ないため引合いが強く相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年6月第3週）