食品安全情報(微生物)

食品由来疾患監視の国際協力

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。WHOの栄養および食品安全部門は、「WHOの食品安全のためのアライアンス」設立のための会議を去る5月にスイスのジュネーブで開催した。とくに食品由来疾患サーベイランス分野での実施を支援するためにWHOと米国疾病予防管理センター(US CDC)との協力によって開催された。 注目記事 【WHO】食品由来疾患サーベ […]
食品安全情報(化学物質)

米政府が食品ロス削減体制強化

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAが提案していた食品部門の組織再編が決定した。米国FDA、USDA、EPA、USAIDは、食品ロスと廃棄の削減に向けた協力体制を大幅に拡大した。ドイツBfRは、フタル酸エステル類に関するQ&Aを発表した。 注目記事 【FDA】FDAの統合したヒト用食品プログラム、現場運営の新モデル及びその […]
食品安全情報(微生物)

米国で鳥インフル感染3人目

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で高病原性鳥インフルエンザA感染者が確認された。これは、関連する3人目のヒトの患者となる。米国で複数州にわたって発生しているサルモネラ感染アウトブレイクについて、米国当局は特定の企業が出荷したキュウリが関連している可能性を調査している。 注目記事 【米国】ミシガン州で2人目の高病原性鳥インフルエンザH5 […]
食品安全情報(化学物質)

消費者は天然物のリスクを軽視

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。シンガポール食品庁とFAOの科学者は、新規食品(NFPS)の安全性を検証する新しいレビューを発表した。ドイツ当局は、食品のリスクについて、多くの人々は天然由来リスクを過小評価し、合成由来リスクは過大評価する傾向にあることを指摘している。今年の世界食品安全デー(世界食品安全の日。6月7日)のテーマは「食品安全 […]
食品安全情報(微生物)

欧州のカンピロ感染の季節性

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で複数州にわたって発生しているサルモネラ感染アウトブレイクについて、米国CDCは小規模飼育の家禽類を取り扱う際は衛生手順を遵守し、健康被害を防ぐように注意喚起と啓発活動を行っている。ドイツ当局は、欧州でのカンピロバクター感染は夏季と年末年始に増加することと、クリスマスや大晦日の後のカンピロバクターと相関 […]
食品安全情報(化学物質)

CGMPは食品安全を保証する

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。イギリスでは、2021年1月〜2月に新規食品としてのカンナビジオール(CBD)の認可申請が2件あった。米国FDAは現代化したGMP(CGMP)を産業界向けガイダンス21CFR Part117に明記した。国際がん研究機関(IARC)のモノグラフ第134巻のうちアスパルテームに関するパートが入手可能となった。 […]
食品安全情報(微生物)

有機クルミに関連のO157

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で発生している大腸菌O157:H7感染アウトブレイクで、疫学・追跡調査によるデータは、小売店でバルク容器から販売された有機栽培のクルミが感染源となっている可能性が示唆されている。 注目記事 【米国】有機クルミに関連の大腸菌O157:H7  米国疾病予防管理センター(US CDC:Centers for […]
食品安全情報(化学物質)

欧州が食品汚染の基準値改定

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州委員会は、カビ毒やプロパノール類など食品汚染物質の最大基準値を改訂した。米国FDAは、食品に含まれる化学物質の安全性や暴露についての考え方を紹介している。 注目記事 【EC】食品汚染物質の最大基準値の改訂  欧州委員会が、食品に含まれるカビ毒(T-2およびHT-2、デオキシニバレノール)、3-モノクロロ […]
食品安全情報(微生物)

生鮮バジルでサルモネラ感染

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国で生鮮バジルに関連したサルモネラ感染アウトブレイクが複数州にわたって発生している。米国CDCは特定ブランドの生鮮有機栽培バジル製品の回収を開始し、回収対象バジル製品を喫食、提供、販売しないよう呼びかけている。 注目記事 【米国】生鮮バジルに関連のサルモネラ  米国疾病予防管理センター(US CDC: C […]
食品安全情報(化学物質)

米国が飲料水にPFAS基準

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。フランスのANSESが進めるビジランス計画には、サプリ、強化食品、新規食品の摂取に関連するニュートリビジランス(Nutrivigilance)が含まれる。欧州当局はPFASの規制提案について、今後の評価の進行について概説している。米国環境保護庁は飲料水中のPFASについて法的拘束力のある基準を設定した。 注 […]
食品安全情報(微生物)

青果に使用する水のハザード

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。欧州食品安全機関(EFSA)は、生鮮および冷凍の果物・野菜・ハーブの収穫後の取り扱いおよび加工に使用する水に関連する微生物ハザードへの対処について報告している。 注目記事 【欧州】生鮮青果類に使用する水に関連する微生物ハザード  欧州食品安全機関(EFSA: European Food Safety Aut […]
食品安全情報(化学物質)

有害植物誤認による事故に注意

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国FDAはPFASなどの化学汚染物質を含む食品の輸入警告を発表した。FDAはまた、食品接触物質のための手続きを改訂し認可の取り消しの理由を更新する最終規則を発表した。ドイツ当局はは、食用のワイルドガーリックと似た植物の誤認について注意喚起している。
食品安全情報(微生物)

乳・乳製品容器回収の安全性

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。ドイツでは2024年1月1日以降に乳・乳製品・乳飲料用のボトルもデポジット制度の対象となったが、これによる回収機の汚染の程度や、それに起因する健康被害の可能性についてはまだ不明な点がある。
食品安全情報(化学物質)

安全でないシナモン製品を公表

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。コーデックス食品表示部会は、食物アレルゲンの表示免除の可否評価のための枠組み構築を進めている。米国FDAはいくつかのシナモン製品の鉛濃度の高さについて警告している。ニュージーランドでアーユルべーダ薬摂取による鉛中毒の報告が8件あった。今年の世界フードセーフティデイのコミュニケーションツールがリリースされた。
食品安全情報(微生物)

欧州魚製品で長期のリステリア

国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。EU加盟国および英国においてリステリア感染の遺伝子クラスターが特定されている。患者への聞き取り調査から、そのまま喫食可能な(RTE)魚製品が感染源であることが示唆されている。汚染源を特定するためには、RTE魚製品の生産チェーンで対象をより限定した調査を行う必要がある。