食品安全情報(化学物質)

セラリーニ論文はデータ不足

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.21(2012.10.17)を発表した。フランスでは先にグリホサート含有製品およびGMトウモロコシの混餌投与が齧歯類に有害とする発表がされたが、欧州食品安全機関(EFSA)はじめ複数国の研究機関から疑義が呈されている。英国食品基準庁(FSA)はカクテル中の液体窒素に警告を発した。BfRシンポジウム「危機対応と危機予防」のプレゼン概要が発表さ […]
食品安全情報(微生物)

ドイツで史上最大の食品由来胃腸疾患

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.21(2012.10.17)を発表した。ドイツでは9月下旬に史上最大規模の食品由来胃腸疾患アウトブレイクが発生。冷凍イチゴが感染源である可能性が高く、冷凍イチゴ検体と患者からノロウイルスを検出している。一方、カナダ食品検査庁(CFIA)は食品の病原細菌汚染状況の調査結果を発表。トマトとカンタロープからの検出はなかった。
土を知る、土を使う

畑の土 xiv/赤黄色土(1)

赤黄色土は、日本の北から南まで広く分布する土です。これは、更新世という太古に日本列島が高温多湿であったために、岩石のさまざまな成分が風化して流れ出し、鉄とアルミニウムが多く残って出来た土壌と言えます。
ダイズが「畑の肉」と呼ばれるのにはわけがある
大豆変身物語

大豆価格高騰

今年は穀物の市場価格が高騰している。米国やロシアの干ばつが原因である。中でも、大豆はその幅が大きく、最高値を更新中だ。大豆を原料とする植物油や、飼料となる乳製品への影響は大である。これらの値上げが始まっている。電気やガスの値上げも重なり、市民の生活は大変である。
不況に強いブランドが備える特徴
恢復するチェーン

ブランド創造で留意すべきポイント 10(3)

ブランド創造のプロセスで繰り返し考え実践するべき10のポイントを指摘している。大きな販売実績があるもの、性能のよいものでも、ブランドとして認知されるとは限らない。しかるべき理念があって、それに連動したマーケティングが行われなければブランドとして育つことはない。
麺料理
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

日本で進化した中国料理(2)

日本の焼きギョーザは中国の餃子とは異なる食べ物だ。ラーメンと中国の麺料理もしかり。だが、筆者はそうした日本式の「中華料理」と本場の「中国料理」は、両方それぞれによさがあると感じている。そして、海外のよいものを日本独自の食文化に取り込む日本人の姿勢に関心を持っている。
時・人・仕事

ビールの知識と楽しみ方を普及させ需要喚起・外食の活性化につなげたい

今年発足したジャパンビアソムリエ協会が11月3日・4日に第2回 ビアソムリエ認定講座(ベーシック)を予定している。ビールの知識を身に付け、ビアソムリエの認定証を授与するもの。この講座の実際と狙いについて、代表・森本智子さん(ドイツDoemens Akademie認定ビアソムリエ、ドイツ食品普及協会代表)と、理事・小倉朋子さん(トータルフード代表取締役、フードプロデューサー、日本箸文化協会代表)に聞 […]
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

VIII 日本人の知らないジャパニーズ・カクテル/ミカド(14)

サンフランシスコに渡った中国南方の人々が、ふるさとで飲み慣れた酒は蒸留酒の白酒(バイチュウ)ではなく醸造酒の紹興酒だ。だから、J.トーマスの時代のサンフランシスコのチャイナ・タウンには紹興酒があったと推測できる。そして、J.トーマスは当地にいたのである。
土を知る、土を使う

畑の土 xiii/火山放出物未熟土(2)

火山放出物未熟土はもともとやせた土だが、十分な量の堆肥を施すことで、一転して優秀な畑にすることが可能になっている。ただし、ある限界を超えて堆肥を入れ過ぎると、深刻な障害を起こしやすい。それは、主にリン酸とカリウムの過剰という形で現れる。