イワシ9割増、ハマチ4割増

2023年11月第3週(11月17日〜11月23日)

ブリ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年11月第3週(11月17日〜11月23日)の概況より。
23日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量996t(前週比90%、前年同期比91%)。

このうち鮮魚類は514t(前週比94%、前年同期比85%)、冷凍魚類は227t(前週比85%、前年同期比118%)、塩干加工品は255t(前週比87%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

11月17日(金) 週末の取引、雨市で買い気は低調。サンマが2割、スルメは1〜2割ともに下落、イワシは1割続落、ブリは小反落、アジは軟調、カツオは小甘い、サバは保合。相場全体では小幅安。

11月18日(土) 休市前の取引、天候回復で買い気が上向き、荷動きはおおむね良好だった。サンマとアジがともに底堅く、サバとスルメはともに強保合、カツオは小反発、ブリは小安く、イワシは幾分値を下げた。相場全体では強保合

11月20日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。アジが3割上伸、イワシとサンマはともに1〜2割上伸、ブリはしっかり、スルメとカツオはともに保合、サバは小動き。相場全体では堅調

11月21日(火) 休市前の取引、荷動きはさえなかった。スルメとメジがともに2〜3割上伸、ブリとサンマはともに堅調、イワシは2〜3割反落、アジは1〜2割反落、サバは軟調な相場形成。相場全体では区々

11月22日(水) 水曜開市日の取引、休市前で買い気はまずまず。カツオが2割上伸し、イワシは堅調、ブリは続堅調、アジは3〜4割続落、メジは1割反落、サバは弱保合、サンマは保合った。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が静岡主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格は中型が3.5割強高、中小型が7割弱安。

サバ 北海道と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は変わらず。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ1.9倍に増加し、価格は2割弱安。

スルメイカ 青森と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格は1割強安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、価格は0.5割高。

サンマ 岩手と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、生の価格は0.5割安。

ムキカキ 13%増加し、三陸産の価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2023年11月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ3797119各地18,9009,0393,456166125
海外7,5604,861-101102
メバチ459097各地※冷凍2,7001,00064810173
アジ33.97859長崎1,404972540136214
静岡中小648119-3125
サバ22.98595北海道ほか1,188540216100119
イワシ16190155北海道1,62060532482127
スルメイカ5.186119青森ほか2,0521,3829728896
冷スルメイカ1.85867各地1,080-810--
サンマ710451岩手ほか5,4001,10264895106
各地解凍-1,296-100-
カレイ13.612872北海道86470243290148
青森ほかマコ1,08075664893165
北海道アカ972767540100118
北海道アサバ1,080729-98208
ハマチ21.4137166愛媛ほか野〆1,1881,1341,08010072
塩サケ21.686109北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類28.211483岩手ほか1,404-432--
宮城ぶわ1,512-1,458--
カツオ664113鹿児島3,7801,447540105106
キンメダイ6.612292東京ほか4,8601,9661,62010791
ムキカキ12.211390三陸4,8603,2362,160103171
各地2,700-1,188--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/