なす、ほうれんそう大幅増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年2月第2週（2月10日〜2月16日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量6,091t（前週比113％、前年同期比118％）。

日ごとの動き

前週比ではだいこん、はくさい、セルリー等が減少したが、ブロッコリー、なす、みずな等が増加したため、13％の増加となった。

前年同期比ではこまつな、ほうれんそう、かぶ等が増加し、18％の増加となった。

市況は前週比が保合、前年同期比が区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。荷動きは落ち着いており、神奈川県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比10％の増加となった。数量不足感から荷動きは良好で、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、適度な降雨や気温上昇により生育が進んで数量増加し、前週比27％の増加となった。荷動きはやや鈍化しており、愛知県産の価格は保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、気温上昇により全体量は増加し、前週比で21％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。鍋物需要は落ち着いてきているものの、全体量減少により相場は上昇気味で、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。低温により露地作で品質低下はみられるも、全体量としては増加傾向となっている。荷動きはありながらも数量の多さが上回っており、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷し、前週比10％の増加となった。荷動きは良好で、千葉県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、天候の良さから数量増加して、前週比10％の増加となった。荷動きは鈍く相場は下落傾向で、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、高知県産・福岡県産が日照がよくなり数量増加傾向で、前週比41％の大幅な増加となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、気温上昇により数量増加して、前週比20％の増加となった。荷動きは鈍く、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比16％の増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比9％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。北海道産は荷動きが鈍い一方、静岡県産は新たまねぎの需要あり荷動き良好となっている。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年2月第2週）