ムキカキ26%増、三陸1割安

2022年11月第1週(11月4日〜11月10日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年11月第1週(11月4日〜11月10日)の概況より。
9日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,137t(前週比94%、前年同期比93%)。

このうち鮮魚類は619t(前週比106%、前年同期比98%)、冷凍魚類は225t(前週比66%、前年同期比89%)、塩干加工品は293t(前週比101%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

11月4日(金) 休市明けの取引、入荷も減ったため荷動きはやや好転。ブリが堅調、カツオ、サンマは強保合、アジが2割反落、スルメは1割下落、イワシは小動き、サバ、メジは保合。相場全体では小動き

11月5日(土) 休市前の取引、入荷が増えて買い気は弱め。メジが小高い、ブリが続堅調、サバは強保合、カツオは小甘い、スルメは弱保合、イワシは区々、アジ、サンマは保合。相場全体では小動き

11月7日(月) 週明けの取引、買い気はやや上向き。アジが1〜2割下落、スルメは2割上伸、ブリは小高い、イワシは堅調、カツオ、メジは強保合、サンマは小動き、サバは保合。相場全体では強保合

11月8日(火) 休市前の取引、買い一服で荷動きは鈍化。カツオが2〜3割下落、スルメは1〜2割反落、ブリは軟調、サンマは弱保合、アジは堅調、サバは強保合、イワシ、メジは保合。相場全体では軟調

11月10日(木) 休市明けの取引、買い気はおおむね順調。スルメが軟調、カツオは小甘い、サバ、ブリは弱保合、メジは堅調、サンマはしっかり、イワシは小動き、アジは保合。相場全体では小甘い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ15%増加し、価格は中型が1割強安、中小型がわずかに上昇

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は0.5割強高。

イワシ 愛知と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ31%減少し、価格は1割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は0.5割弱安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は2割弱安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格はほぼ変わらず。

ムキカキ 26%増加し、三陸産の価格は1割安。

主な水産物の市況(2022年11月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ32.99381各地16,2005,6872,376100136
海外7,3445,1983,240111157
メバチ50.9118117各地※冷凍2,7001,366864100114
アジ49.7115135長崎7565293248970
新潟中小648446324102101
サバ25.6114108宮城1,728475216107100
イワシ6.46990愛知ほか1,404566216109120
スルメイカ9.610392青森1,5121,1238649699
冷スルメイカ2.586109各地1,080-810--
サンマ34.19591北海道8,100842648100115
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ10.18589北海道64847532486100
宮城ほかマコ1,08078343213297
北海道アカ8646594329276
北海道アサバ5403512167259
ハマチ10.913680愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ2174102北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,0801,026972100136
タラ類27.7112103北海道ほか1,512-324--
宮城ぶわ1,512-1,296--
カツオ16.612787鹿児島4,86092943281151
キンメダイ6.49353東京ほか6,4802,1171,296100126
ムキカキ10.612687三陸3,9962,5601,29690103
各地2,700-1,296--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/