木曜サンマ急反落。全体も反落

2022年9月第4週(9月23日〜9月29日)

魚の水揚げ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年9月第4週(9月23日〜9月29日)の概況より。
23日(金)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,102t(前週比107%、前年同期比86%)。

このうち鮮魚類は599t(前年同期比88%)、冷凍魚類は206t(前週比99%、前年同期比87%)、塩干加工品は298t(前週比100%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

9月24日(土) 休市に挟まれた日の取引、前荷薄もあり荷動きはおおむね良好。アジが3割続伸、スルメ、メジがしっかり、サバは小幅下落、カツオは3割反落、イワシは小動き、ブリ、サンマは保合。相場全体では区々

9月26日(月) 週明けの取引、天候もよく荷動きは順調。アジが3〜4割反落、イワシが1〜2割下落、カツオは軟調、サバ、スルメは堅調、メジは強保合、ブリは小動き。相場全体では小甘い

9月27日(火) 休市前の取引、買い気はやや鈍化。イワシが5割反発、サンマは24日比で2〜5割上伸、ブリは堅調、サバは小甘い、アジは弱保合、カツオは小動き、スルメはしっかり、メジは保合。相場全体では堅調

9月29日(木) 休市明けの取引、月末を控えて買い気は弱く、荷動きは停滞気味。サンマが急反落、アジが3割、スルメが2〜3割下落、サバは小幅続落、イワシは3〜4割反落、カツオ、ブリは小動き、メジは強保合。相場全体では反落

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ60%増加し、価格は中型が1.5割安、中小型が1.5割強高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ24%増加し、価格は1.5割安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ約2.3倍に増加し、価格は2.5割弱高。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ77%増加し、価格は4割強安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2022年9月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ39.513193各地15,6606,3313,240101118
海外8,6405,2414,320107132
メバチ46.8115119各地※冷凍3,0241,3401,134100115
アジ56.4160138長崎1,4045813248594
長崎中小648500324116116
サバ26.8124141宮城1,0804322168580
イワシ14.1231118北海道1,620432216123108
スルメイカ11.311975北海道1,6201,26986499127
冷スルメイカ4.1114241各地1,080-810--
サンマ25.26849北海道6,4801,404648102176
各地解凍1,620-756--
カレイ8.67587北海道6485585409886
宮城ほかマコ1,620-432--
北海道アカ972918540124101
北海道アサバ54037832410574
ハマチ7.57483愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ24.9106127北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類8.910970岩手1,242-540--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ21.617739鹿児島3,24089141058236
キンメダイ2.67437東京ほか5,9403,2401,620140190
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/