じゃが、はくさい、にんじん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年4月第4週（4月22日〜4月28日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,520t（前週比103％、前年同期比104％）。

日ごとの動き

前週比ではたけのこ、そらまめ、ふき等が減少したが、じゃがいも、はくさい、にんじん等が増加したため、3％の増加となった。

前年同期比ではたまねぎ、かぼちゃ、にんじん等が減少したが、たけのこ、ごぼう、さつまいも等が増加したため、4％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、前週比2％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落傾向で、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に入荷し、徳島県産と千葉県産が増加し、前週比13％の増加となった。徳島県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　神奈川県、千葉県等から入荷し、前週比で8％の増加となった。荷動きは鈍化しており、神奈川県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。全体量は多く荷動きは鈍化し、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に順調に入荷し、前週比22％の増加となった。気温が高いため荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は前週比で弱含みとなった。

ねぎ　千葉県、茨城県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。気温が高いため需要が低減して荷動きは鈍く、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。全体量が多くない中で引き合いが出てきており、群馬県産の価格は前週比で強含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、天候不安定で数量が多くはなく、前週比8％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷したが、曇天の影響で数量減少し、前週比10％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道、佐賀県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。北海道産がさらに減少して、佐賀県産は微増にとどまり、中国産の出回りも少なく国産の引合いがさらに強まっている。北海道産の価格は強保合となった。

じゃがいも　鹿児島県を中心に北海道等から入荷し,長崎県産の入荷が開始となり、前週比22％の増加となった。鹿児島県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年4月第4週）