マグロ、キンメ前年より3割安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年4月第3週(4月17日〜4月23日)の概況より。

日ごとの動き

22日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。

1日平均取扱数量は総量1,202t(前週比108%、前年同期比81%)。このうち鮮魚類は533t(前週比114%、前年同期比72%)、冷凍魚類は237t(前週比105%、前年同期比84%)、塩干加工品は431t(前週比104%、前年同期比93%)。

4月17日(金) 週末の取引、天候悪化予報などもあり、買い気は振るわなかった。アジ、イワシ、カツオ、スルメが1〜2割安で相場全体では、小幅安。

4月18日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。アジ、スルメが続落、ブリが下落、カツオは軟調で相場全体では、軟調

4月20日(月) 休市明けの取引、雨市で買い気は低調。イワシが2割上伸、サバとスルメはともに強保合、アジは2割続落し相場全体では区々

4月21日(火) 休市前の取引、天候も回復し、買い気は幾分上向き。スルメ、ブリが1〜2割上伸、イワシは2割反落、カツオは軟調。アジは小甘く相場全体では小動き

4月23日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。相場はアジが3〜4割上伸、スルメはしっかり、サバは強保合で相場全体では強保合

品目別の動き

アジ 中型が長崎や佐賀を主体に入荷。前週に比べ数量は64%増加し、価格は中型が約3割安。

サバ 三重を主体に入荷。前週に比べ数量は28%増加し、価格は2割安。

イワシ 石川を主体に入荷。前週に比べ数量は6%増加し、価格は0.5割強安。

スルメイカ 富山や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は52%増加し、価格は1.5割安。

カツオ 千葉や宮崎を主体に入荷。前週に比べ数量は18%増加し、価格は約1.5割安。

ムキカキ 5%減少し、三陸産の価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2020年4月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ16.98630各地3,018
海外-
メバチ69.219583各地※冷凍843
アジ43.616457長崎ほか529
中小-
サバ34.7128101三重242
イワシ35.6106134石川281
スルメイカ13.4152406富山ほか989
冷スルメイカ0.65012各地-
サンマ5.4120104各地解凍-
カレイ24.310498北海道378
宮城ほかマコ426
北海道アカ464
北海道アサバ648
ハマチ17.5118119愛媛ほか野〆918
塩サケ15.28392北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類13.2115143岩手ほか756
宮城ぶわ-
カツオ13.311833千葉ほか691
キンメダイ65157東京ほか1,620
ムキカキ3.995115三陸882
各地979
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/