伝承とサイエンスの養生訓 冬至にカボチャを食べるのにはわけがある 2013年12月6日 旭利彦 今年の「冬至」は12月22日である。「冬至にはカボチャ」というのが、今日の日本人の季節感だ。この日に柚子湯に入って、冬至がゆ(小豆がゆ)とカボチャを食べると「カゼをひかない」と言われている。厄払いや無病息災を願うためでもある。
繁盛の秘密・付加価値の正体 間違っている消費者への迎合は市場の進歩を妨げる 2013年12月2日 齋藤訓之 昨今、「顧客視点」などといって消費者のいいなりになることが企業の美徳とされる風があります。しかし本来、食についてより正確でより深い情報は企業・店が持っているはずです。それを伝え、消費者にも変わってもらうための活動が必要です。
スクリーンの餐 「もらとりあむタマ子」のお父さんの料理 2013年11月29日 rightwide 現在公開中の「もらとりあむタマ子」(2013)は、食べ物と心理やシチュエーションの組み合わせが面白い。 アイドルと鬼才の競演 本作は元AKB48の前田敦子の「もし高校野球のマネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」(2011)、「クロユリ団地」(2013)に続く主演第3作で、「リンダ リンダ リンダ」(2005)、「松ヶ根銃乱射事件」(2007)、「マイ・バック・ページ」(2011) […]
繁盛の秘密・付加価値の正体 握りずしが“まがいもの”のそしりを受けなかったことに学ぶ 2013年11月25日 齋藤訓之 メニュー虚偽表示のような不正が発生する要因は、店や会社の中だけでなく、需用者/消費者の側にもあります。店や会社には、これを減らしていく努力も必要です。
伝承とサイエンスの養生訓 ラム肉がお薦めである3つの理由 2013年11月22日 旭利彦 筆者の“ラム肉デビュー”はかなり遅い。2002年6月、家内と北海道へ取材旅行に行き、帯広で初めてジンギスカンを食べた。ジンギスカンが初めてなら、面と向かって羊の肉と対峙したのも初めてのことだった。「羊肉は臭い」という先入観で避け続けていたこともあるし、豚や牛、鶏などと比べて、日本人にはなじみの薄い肉だという理由もあった。
繁盛の秘密・付加価値の正体 かぐや姫に差し出された宝物は偽物だったと言えるか 2013年11月18日 齋藤訓之 ホテル、百貨店のメニュー虚偽表示が相次いで発覚し問題となっていることを機に、食ビジネスにまつわる“ウソ”について考える続きです。突飛に感じられると思いますが、かぐや姫のお話から偽物について考えてみます。
スクリーンの餐 「バベットの晩餐会」のフランス料理とワイン 2013年11月15日 rightwide 来る11月21日のボジョレー・ヌーボー解禁にちなみ、フランス料理とワインのご馳走が登場する映画をご紹介する。
繁盛の秘密・付加価値の正体 メニュー虚偽表示問題は今後も発生する 2013年11月11日 齋藤訓之 ホテル、百貨店のメニュー虚偽表示が相次いで発覚し問題となっています。この機会に、店で発生し得る“ウソ”について考えていきましょう。
伝承とサイエンスの養生訓 お坊さんがごまを擦るわけ 2013年11月8日 旭利彦 ごま(胡麻)はゴマ科ゴマ属の1年草で、インドが原産地とされている。インドでは古代、サンスクリット語(梵語)でごまのことを「シャククリ」と呼び、不老長寿の薬として大切にされていたという。
スクリーンの餐 「グリーンマイル」のコーンブレッド 2013年11月1日 rightwide 11月の第4木曜日(今年は28日)はアメリカの祝日の一つ、サンクスギビングデイ(Thanksgiving Day/感謝祭)。今回はその祝日とゆかりの深い、アメリカ独特の食べ物であるコーンブレッドが重要な意味を持つ「グリーンマイル」(1999)を取り上げる。
戦術・戦略 「ポップコーン・イクスプロージョン」の“型”と“塩加減”《特別寄稿》 2013年10月29日 対馬正徳 最近は電子レンジで作るポップコーンが主流とのことで、アルミフライパンを直火にかけて作るポップコーンをあまり見かけなくなった。失敗、事故などのクレーム? あるいはIHの普及のせいだろうか?
繁盛の秘密・付加価値の正体 “支払い切れていない”からお客がまた来る 2013年10月28日 齋藤訓之 客単価が一定レベル以上に高額であると利用頻度が低くなるのは、可処分所得に対して一度の利用額が高額であれば利用可能な回数が減るのは当然と思えるわけですが、それはある意味結果論ではないかというお話をしました。
食卓書机 宅配便とホテル・先端の異常 2013年10月28日 齋藤訓之 先週は2種3件の大きな不祥事の発覚がありました。 一つはヤマト運輸の「クール宅急便」で、常温での仕分けが複数箇所で行われていたことが「同社関係者」によって明かされたことです。 “野積み”やそれに類する取り扱いによる温度の逸脱はコールドチェーンの中で常に発生し得るハザードであり、クリティカルな管理点です。同社では「一部でルール通りに運用されていない事実がありました」としていますが、ソフト面に問題 […]
伝承とサイエンスの養生訓 ピーナッツは渋皮付きで1日20粒がお薦めという理由 2013年10月25日 旭利彦 つかぬことをお聞きしますが、貴方は皮付きピーナッツと皮むきピーナッツ、どちらが好きですか? 私? どちらも好きです。しかし、できるなら皮付きを食べた方がいいという説がある。 渋皮にポリフェノール ピーナッツ本体を包む赤茶色の「渋皮」には、ブドウの皮や赤ワインにも多く含まれる。特筆すべきが、抗酸化作用のある「ポリフェノール」の一種「レスべラトロール」が豊富に含まれているということだ。このレスべラト […]
繁盛の秘密・付加価値の正体 チップ、サービス料は発達した消費社会にはそぐわない 2013年10月21日 齋藤訓之 日本で外食というビジネスが産業化したのは戦後、チェーンストア型のオペレーションが普及し始めた1960年代頃からあるいは1970年代頃からと言われています。しかし、多くの飲食店が事業として成立するほどに外食市場が発展し始めたスタートの時期は、江戸時代に遡ります。