前年の反動で軒並み前年割れ

主要食品スーパーの2021年3月実績。大手各社とも客数は前年割れとなった。売上高はマルエツが前年同月比2桁の減少となったほか、ヨークベニマルなどを除いて大手は軒並み前年未達。

前年3月は新型コロナウイルス感染症に対する警戒感が全国的に高まるなか内食シフトが鮮明になり、ヤオコー(2019年4月比112.9%)、マルエツ(同110.6%)、マックスバリュ関東(同110.5%)など食品スーパー各社の業績が伸びた。今年の当月の失速はその反動の表れと言える。

ライフは、既存店売上高94.7%、同客数94.2%、同客単価100.5%。

U.S.M.Hは、既存店売上高93.4%、同客数93.1%、同客単価100.3%。

バローHD/バローは、既存店売上高97.4%、同客数94.5%、同客単価103.1%。店舗数(全店)は239店。

マックスバリュ西日本は、既存店売上高97.2%、同客数94.9%。店舗数(全店)は382店。

アークス/連結は、既存店売上高96.2%、同客数94.4%、同客単価101.8%。店舗数(全店)は344店。

ヤオコーは、既存店売上高98.3%、同客数93.4%、同客単価105.2%。

ヨークベニマルは、既存店売上高101.0%、同客数97.4%、同客単価103.6%。

食品スーパーの2021年3月の業績一覧

各社発表データによる。一部に速報値を含む。売上高、客数、客単価のパーセンテージは前年同月比。

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達5%以上のマイナス10%以上のマイナス。順不同。

食品スーパー2021年3月度業績
企業名 事業名/「チェーン名」 既存店 全店
売上(%) 客数(%) 客単価(%) 店舗数(店) 売上(%) 客数(%) 客単価(%)
ライフ 94.7 94.2 100.5
U.S.M.H 93.4 93.1 100.3 93.3
マルエツ 89.9 90.3 99.6 90.3
カスミ 98.5 97.7 100.8 97.5
マックスバリュ関東 92.7 93.8 98.8 92.7
バローHD バロー 97.4 94.5 103.1 239 98.3
マックスバリュ西日本 97.2 94.9 382 195.7
アークス 連結 96.2 94.4 101.8 344 96.7 94.7 102.1
北海道計 96.3 94.8 101.5 220 96.8 96.3 101.6
東北計 96.0 94.0 102.1 124 96.6 94.0 102.7
ヤオコー 98.3 93.4 105.2 100.9 96.1 105.0
ヨークベニマル 101.0 97.4 103.6 100.9
成城石井 104.6 103.0 101.6 164 108.5