食品安全情報(化学物質)

FDAのコメのヒ素濃度データ

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.19(2012.09.19)を発表した。FDAはコメのヒソ濃度についての大規模なデータ収集を行っている。FSANZは食品照射の概説と実施状況を発表した。FSA、FSAIは、チェコ共和国での密造酒によるメタノール中毒事故を伝えている。
食品安全情報(化学物質)

輸出先の状況と規制の確認を

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.17(2012.08.22)を発表した。香港食品安全センターは乳児用粉ミルクでヨウ素濃度が基準より低いものがあると発表した。インド食品安全基準局が発表した食品の混入物の迅速な検査法の説明書は興味深い内容。
食品安全情報(化学物質)

ラクトパミンの残留基準採択

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.14(2012.07.09)を発表した。コーデックス委員会は動物用医薬品ラクトパミンの豚・牛への最大残留基準を採択した。欧州食品安全機関は、毒性学的懸念の閾値概念に基づく健康リスク評価についての意見を発表した。英国食品基準庁は、ミラクルミネラルサプリメント(MMS)は、摂取すると健康被害をもたらし得ると再度警告している。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.09(2012.05.2)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ECのSCENIHRはリスク評価の際の科学文献の取り扱い方を明確にした。FDAは食品や化粧品にナノテクを利用する際のガイドラインを発表。またDMAA(1,3-ジメチルアミルアミン)含有製品を販売している10社に警告。KFDAは青少年向けに、“エナジードリンク”などによるカフェインの取りすぎについて注意喚起を行う。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.05(2012.03.7)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、グルコサミンは抗血液凝固薬の効果を増強し、出血につながるリスクを指摘している。カナダ食品検査庁(CFIA)は、8月にスタートする新しい食物アレルゲン表示について事業者に注意を呼びかけている。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.26(2011.12.26)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ECの科学委員会は、リスク評価者とリスク管理者の対話、リスク評価でのコスト考慮が必要と指摘している。オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、妊婦や授乳中の女性のヨウ素過剰摂取に注意を喚起している。韓国食品医薬品安全庁(KFDA)の調査によれば、日本人の摂取量が多い重金属はカドミウムと総ヒ素。
科学・法令

2011年食の10大ニュース[2]

海外の食品安全関連情報を紹介する「食品安全情報(化学物質)」の記事の中からピックアップしました。番号を付けていますが順不同です(執筆:登田美桜・畝山智香子)。 世界各国:東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて各国が対応 米国:食品安全近代化法(Food Safety Modernization Act)制定 台湾:食品及び飲料のフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)汚染 ドイツ:飼料及び食品のダ […]
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.22(2011.11.02)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツ・リスクアセスメント研究所は、アクリルアミドについての疫学研究の評価報告書を発表した。欧州において食品の安全上問題になったものの概要がわかる「RASFF年次報告書2010年」が公表された。米国食品医薬品局(FDA)の不正な痩身用製品に関する情報ウェブサイトでは、シブトラミンを検出した製品を紹介している。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.20(2011.10.05)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。欧州食品安全機関は、遺伝毒性試験戦略について意見を出した。また、EUは新しい食品表示規制を合意したが、これにはレストランのアレルゲン表示や、飲料のカフェインの表示などについての新たな義務を含む。そして、キノコ中毒に注意。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.16(2011.08.10)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)No.16(2011.08.10)で注目の話題は、EUがフードチェーンの環境持続可能性について分析開始、EFSAの健康強調表示についての評価が終了、ビスフェノールAの経口投与健康懸念なし、などだ。
うねやま研究室

「環境ホルモン」問題はどうなった?BPAの評価を巡る世界の動向その2

2008年5月、「『環境ホルモン』問題はどうなった? ビスフェノールAの評価を巡る世界の動向『その1』」を書いてから、2年弱がたちました。この間、この「環境ホルモン」という言葉もほとんど聞かれなくなりましたが、実際にビスフェノールAの問題がどうなったのか、まとめてみます。
うねやま研究室

豆乳の憂鬱~BPAと類似の評価結果なるもメディアの扱いがまるで違う

2009年12月16―18日、米国国家毒性プログラム(NTP)のヒト生殖リスク評価センター(CERHR)の豆乳ベースの乳児用ミルクの評価専門委員会が会合を行い、豆乳に含まれるイソフラボンが発育に悪影響があるかどうかについての評価を行いました。これは06年に開始されたプログラムで、今回初めて最終段階に差し掛かっています。この段階での結論は、豆乳ベースの乳児用ミルクの有害健康影響については、12人中1 […]
うねやま研究室

「環境ホルモン」問題はどうなった?BPAの評価を巡る世界の動向その1

日本では今のところあまり話題になっていませんが、カナダが哺乳瓶へのポリカーボネートの使用禁止を提案し、米国とカナダで報道が過熱しているビスフェノールAの安全性評価について、これまでの経緯をまとめてみようと思います。「その1」としたのは、米国とカナダでは現在パブリックコメント募集中でまだ結論が出ていないことと、これまでの経緯を紹介するだけで相当な分量になってしまうためです。