はくさい増。温暖で需要伸びず

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年11月第4週（2024年11月22日〜2024年11月28日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量0t（前週比0％、前年同期比0％）。

日ごとの動き

前週比ではレタスが減少したが、じゃがいも、はくさい、さつまいも等が増加したため、14％の増加となった。

前年同期比ではピーマン、トマト、きゅうり等が減少したが、「かぼちゃ、たまねぎ、じゃがいも等が増加したため、5％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で14％の増加となった。遅れていた神奈川県産が安定してきた。荷動きはやや鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で17％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。茨城県産は終盤で数量減。西南暖地の作柄も悪く低調な入荷だった。茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷し、前週比で29％の増加となった。日中気温が高く、発注量はやや少なかった。茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　秋田県、埼玉県等から入荷し、前週比で9％の増加となった。東北産は終盤、関東産は増量。秋田県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。売価が高いため、引き続き荷動きは鈍かった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。高知県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県、栃木県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。九州の産地は微増したが、茨城県産は減少。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で35％の大幅な増加となった。北海道産の価格は保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ