ごぼう、ふき、たまねぎなど増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年4月第4週（2024年4月19日〜2024年4月25日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,249t（前週比101％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではたけのこ、さつまいも、レタス等が減少したが、ごぼう、ふき、たまねぎ等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではたけのこ、かぼちゃ、ふき等が増加したが、そらまめ、じゃがいも、だいこん等が減少したため、8％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、前週比10％の減少となった。茨城県産は漸増したものの、千葉県産は播種期の低温で生育が悪かった部分の出荷となり、想定より少ない数量となった。千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に熊本県等から入荷し、前週比1％の微増となった。小玉傾向になってきており、小玉の引き合いは落ち着くも、大玉は業務需要があり不足感が強い。徳島県産の価格は強含みとなった。

キャベツ　神奈川県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。神奈川県産の数量は横ばい、千葉県産は前週に増加したが今週は若干落ち着き、愛知県産は冬系が終盤に向かい減少した。神奈川県産の価格は強含みとなった。

レタス　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。荷動きは良好で、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。他の野菜が高いことや、他県市場で不足しているところもあったため引き合いがあった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比10％の増加となった。週前半は引き合いが強かったが、後半は全体量が増えて引き合いが落ち着き、価格はやや下落した。茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比4％の増加となった。太物中心の出回りで順調に入荷している。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、前週比14％の増加となった。荷動きは良好。群馬県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比21％の増加となった。高値が続いたことで引き合いが落ち着く中で増量したため、価格は若干下落し、高知県産は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。全体量は十分で、価格もこなれて荷動きは良好。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から順調に入荷したが、各地で曇天の影響が出て、前週比1％の微減となった。茨城県産の価格は保合となった。

じゃがいも　鹿児島県を中心に北海道等から入荷し、前週比3％の増加となった。北海道産は最終盤、鹿児島県産は離島物がほぼ終了し、本土物が増量、長崎県産も漸増した。鹿児島県産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　北海道、佐賀県等から入荷し、前週比23％の増加となった。静岡県産の新玉ねぎは終盤で減少傾向、佐賀県産は増量傾向、北海道産は終盤に近付きやや減少した。北海道産の価格は強保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/