後半降雨で低調も全体は上伸

2022年8月第1週(7月29日〜8月4日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年8月第1週(7月29日〜8月4日)の概況より。
3日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,100t(前週比121%、前年同期比91%)。

このうち鮮魚類は491t(前年同期比91%)、冷凍魚類は292t(前週比182%、前年同期比90%)、塩干加工品は316t(前週比119%、前年同期比91%)。

日ごとの動き

7月29日(金) 週末の取引、入荷増で買い気は弱め。イワシが2割上伸、ブリはしっかり、アジは1〜2割続落、カツオは小安い、サバは軟調、スルメは小甘い、メジは保合。相場全体では軟調

7月30日(土) 月末の取引、入荷水準が低く荷動きはおおむね良好。アジ、サバが小反発、カツオがしっかり、スルメは小幅下落、ブリは小動き、メジは弱保合、イワシは保合。相場全体では小反発

8月1日(月) 週明けの取引、買い気はやや上向き。ブリが2〜3割、メジが1〜3割、イワシが1〜2割上伸、カツオは堅調、スルメは強保合、サバは軟調、アジは弱保合。相場全体では堅調

8月2日(火) 休市前の取引、買い気はまずまず。サバ 小高い、アジは堅調、カツオは小安い、スルメは軟調、メジは弱保合、ブリは保合。相場全体では小動き

8月4日(木) 休市明けの取引、降雨予報で買い気は低調。アジが5〜8割急伸、カツオは1〜3割反発、スルメは1〜2割上伸、イワシは堅調、サバは2〜3割反落、ブリは弱保合、メジは小動き。相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が静岡主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が4割弱高。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格は1割強高。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ28%増加し、価格は2割弱安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ17%減少し、価格は1割弱安。

主な水産物の市況(2022年8月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ29.69667各地17,2804,9111,080101156
海外9,5046,3873,240124166
メバチ40.510271各地※冷凍2,4841,3061,080101114
アジ40.19570長崎1,512745432101157
静岡中小972562324138118
サバ18.29290岩手756367216111101
イワシ24.710588鳥取64837821611392
スルメイカ29.9128152石川9726915408284
冷スルメイカ2.1124131各地1,080-810--
サンマ4.6307256各地解凍1,620-756--
カレイ9.3131145北海道64854032411186
宮城ほかマコ1,296-216--
北海道アカ8647025409172
北海道アサバ-----
ハマチ5.410063愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100141
塩サケ24.8133125北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類4.57873岩手ほか864-594--
宮城ぶわ1,404-864--
カツオ23.78340宮城1,94464832491187
キンメダイ8.7124150東京ほか6,4801,9661,620102136
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/