カツオ千葉主体。数量2割減

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年5月第1週(4月29日〜5月5日)の概況より。
4月29日(金)、5月4日(水)、5日(木)が休市のため3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,402t(前週比119%、前年同期比94%)。

このうち鮮魚類は674t(前週比%、前年同期比106%)、冷凍魚類は308t(前週比130%、前年同期比86%)、塩干加工品は420t(前週比140%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

4月30日(土) 大型連休の谷間で、休市に挟まれた取引だったため買い気よく、荷動きはおおむね良好だった。アジがほぼ倍値水準に急伸、サバは2〜3割反発、カツオ、ブリは底堅く、スルメは品薄高。相場全体では小じっかり。

5月2日(月) 大型連休谷間の取引、相場はほぼ全面高の展開に。アジ、サバが5割以上値上がりし、大幅に続伸したほか、イワシ、ブリが3割前後の値上がり、カツオは小幅上伸、スルメ、メジは品薄高。相場全体では堅調

5月3日(火) 前荷薄や2連休前で買い急がれ、前日に続いてほぼ全面高の展開。アジが2〜3割続伸、サバ、スルメが続堅調、ブリ、メジは小幅続伸、イワシ、カツオも底堅かった。相場全体では続堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ61%減少し、価格は中型、中小型ともに3倍以上の高値となった。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ37%減少し、価格は約2倍の高値となった。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ3%増加し、価格は3割弱高。

スルメイカ 山口主体に入荷。数量は前週に比べ157%増加し、価格は2割高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は5割強高。

主な水産物の市況(2022年5月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比前年同期比
マグロ58.9131119各地12,4203,4261,2966466
海外8,6403,9982,70010097
メバチ376176各地※冷凍2,4841,2761,026102132
アジ28.13969長崎2,1601,368756345172
三重中小1,188810432368136
サバ16.96368千葉972623389208204
イワシ20.610382千葉75639621612979
スルメイカ13.1257215山口1,4041,03064812097
冷スルメイカ6.5283191各地1,080810
サンマ2.515689各地解凍1,188540
カレイ22.7131115北海道540450324113111
宮城ほかマコ6484593249777
北海道アカ54043232410764
北海道アサバ54045921612194
ハマチ16.516057愛媛ほか野〆1,4041,3501,296100167
塩サケ26.9169126北海道トキ
北海道アキ918896864100151
タラ類9.711591岩手ほか648432
宮城ぶわ1,296864
カツオ23.58091千葉1,9441,008648151120
キンメダイ5.65889静岡ほか3,7801,6921,29610495
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/