ポンカン4割増、不知火3割増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年2月第1週（1月29日〜2月4日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,950t（前週比102％、前年同期比119％）。

前週比では、みかん、アールスメロン等が減少したが、ポンカン、不知火、キウイ等が増加したため2％の増加となった。

前年同期比では、あまなつかん、はっさく、いよかん等が減少したが、いちご、せとか、りんご等が増加したため19％の増加となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。静岡県産普通みかんの価格は強保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比38％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前年同期比17％の減少となった。熊本県産の価格は前年同期比で強含みとなった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷し、前週比5％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県を中心に愛媛県等から入荷し、熊本県産「無加温」物の販売が始まり、前週比30％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に佐賀県等から入荷し、前年同期比31％の大幅な増加となった。引合いがあり荷動きがよく、愛媛県産の価格は強保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比2％の増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比5％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は弱保合、「王林」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、前週比9％の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格はともに保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に宮崎県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

キウイ　和歌山県を中心に福岡県等から入荷し、前週比14％の増加となった。和歌山県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2021年2月第1週）