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カツオ、イワシ減。サバが増

2025年5月第4週（2025年5月23日〜2025年5月29日）

2025年5月30日 FWJニュースデスク生鮮の市況（水産／東京都）

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）が発表した2025年5月第4週（2025年5月23日〜2025年5月29日）の概況より。
28日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。前年同期は2024年5月24日〜2024年5月30日。
1日平均取扱数量は総量1,001t（96％、104％）。このうち鮮魚類は543t（前週比98％、前年同期比99％）、冷凍魚類は246t（前週比101％、前年同期比137％）、塩干加工品は212t（前週比86％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

5月23日（金）週末の取引、買い気は振るわなかった。イワシは小高い、サバとスルメはともに堅調、アジは強保合、カツオは小幅続落、ブリは軟調だった。相場全体では小動き。

5月24日（土）休市前の取引、買い気はいまひとつ。カツオとブリはともに堅調、サバは強保合、アジは1〜2割下落、イワシとスルメはともに保合った。相場全体では強保合。

5月26日（月）週明けの取引、買い気は順調。ブリは1〜3割上伸、カツオは2割上伸、アジは堅調、スルメは小動き、サバとイワシはともに保合った。相場全体では堅調。

5月27日（火）休市前の取引、買い気はまずまず。ブリは1〜2割続伸、イワシは1〜2割上伸、カツオは1割続伸、サバは小高い、アジは続堅調、スルメは保合った。相場全体では小高い。

5月29日（木）休市明けの取引、買い気はおおむね順調。スルメは1〜2割下落、アジとカツオはともに軟調、イワシは小甘い、サバは弱保合、ブリは小動きだった。相場全体では小甘い。

品目別の動き

アジ　中型が佐賀と長崎、中小型が長崎主体に入荷。前週に比べ数量は12％増加、価格は中型、中小型ともに0.5割強高。

サバ　富山と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は23％増加、価格は変わらず。

イワシ　鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は4％減少、価格はわずかに下落。

スルメイカ　石川と長崎主体に入荷。前週に比べ数量は13％増加、価格は0.5割強高。

カツオ　愛媛と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は25％減少、価格は3割強高。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況（2025年5月第4週）
品名	一日平均取扱数量（t）			主産地	銘柄	卸売価格（円／㎏）及び中値比較
品名	取扱数量	前週比	前年同期比	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比
マグロ	78.2	129	158	各地	生	10,800	3,280	1,296	83	81
マグロ	78.2	129	158	海外	生	7,560	4,680	2,808	–	114
メバチ	78.5	180	194	各地※	冷凍	3,024	1,032	734	100	97
アジ	43.3	112	82	佐賀ほか	中	1,188	756	432	106	111
アジ	43.3	112	82	長崎	中小	648	486	324	107	73
サバ	27.7	123	113	富山ほか	－	756	432	270	100	125
イワシ	19.7	96	104	鳥取	－	648	400	324	98	109
スルメイカ	7.1	113	182	石川ほか	－	2,052	1,512	945	107	85
冷スルメイカ	1.4	30	39	各地	－	2,376	–	2,160	–	–
サンマ	1.1	138	138	各地	解凍	972	–	756	–	–
カレイ	14.6	97	108	北海道	マ	648	512	270	115	101
				青森ほか	マコ	864	612	432	103	113
				北海道	アカ	648	529	324	111	103
				北海道	アサバ	432	378	324	102	–
ハマチ	6.7	110	54	愛媛ほか	野〆	1,782	1,728	1,674	100	173
塩サケ	14.2	115	75	北海道	トキ	–	3,240	–	100	–
塩サケ	14.2	115	75	北海道	アキ	1,620	1,512	1,404	100	165
タラ類	4.2	95	95	青森ほか	生	–	–	–	–	–
タラ類	4.2	95	95	宮城	ぶわ	1,728	–	1,620	–	–
カツオ	34.2	75	85	愛媛ほか	－	2,160	961	324	131	162
キンメダイ	7.4	67	94	千葉ほか	－	8,100	1,944	1,404	106	106