タラ類4割増、生サンマ1割安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年9月第2週(9月6日〜9月12日)の概況より。

日ごとの動き

 11日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。

 1日平均取扱数量は総量1,227t(前週比91%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は629t(前週比99%、前年同期比101%)、冷凍魚類は223t(前週比71%、前年同期比100%)、塩干加工品は375t(前週比94%、前年同期比99%)。

9月6日(金) 週末の取引、買い気はやや上向き。イワシやスルメ、サンマ、メジなどが値を下げるなど、相場全体では小安い

9月7日(土) 休市前の取引、買い気は今一つ。サバやイワシ、サンマ、メジが値を下げ、ブリは弱保合など、相場全体では軟調

9月9日(月) 週明けの取引、買い気は低調。アジやイワシ、カツオ、スルメ、サンマが値を下げるなど、相場全体では小安い

9月10日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。アジやメジが値を上げる一方、サバやカツオは値を下げるなど、相場全体では小動き

9月12日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。サバやイワシが値を上げ、アジやサンマは強保合など、相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根や石川、長崎主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少し、価格は中型が0.5割強安、中小型は2割弱安。

サバ 宮城や石川主体に入荷。数量は前週に比べ35%減少し、価格は3割弱高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は1.5割弱安。

スルメイカ 青森や北海道、秋田主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は変わらず。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は2.5割安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加し、価格は生が1割弱安。

主な水産物の市況(2019年9月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ37.5112110各地7,591
海外3,683
メバチ51.37597各地※冷凍1,030
アジ50.98890長崎464
島根ほか中小389
サバ21.86591宮城ほか471
イワシ17.694116北海道281
スルメイカ20.6104154青森ほか752
冷スルメイカ11420各地-
サンマ38.912051北海道1,318
各地解凍-
カレイ8.3120114北海道378
青森ほかマコ1,080
北海道アカ824
北海道アサバ567
ハマチ13.4101117愛媛ほか野〆1,026
塩サケ17.810775北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類8.1142121青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ49.695257宮城518
キンメダイ9.2111224東京ほか1,987
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/