ミニトマト増加、トマトは減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年7月第3週（7月16日〜7月22日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,014t（前週比97％、前年同期比110％）。

前週比ではレイシ、きゅうり、ミニトマト等が増加したが、ほうれんそう、ブロッコリー、じゃがいも等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比では、ほうれんそう、だいこん、はくさい等が減少したが、なす、きゅうり、オクラ等が増加したため、10％の増加となった。

市況は、前週比は区々、前年同期比は弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、青森県産が減少傾向のため、前週比6％の減少となった。気温が高く需要は低調で、相場は下落し、北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、北海道産は早場産地が一旦終了し、前週比8％の減少となった。青森県産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、群馬県産・岩手県産がやや干ばつ気味で定植作業もあることから出荷量が落ち着き、前週比8％の減少となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、長野県産は夏作品種の生育が順調で出荷が増え、前週比6％の増加となった。連休前で需要が多く荷動きは良好で、相場は上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比8％の増加となった。消費地の気温が高く需要は低いため、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、群馬県産・茨城県産が前段での雨天続きの影響で数量少なく、前週比23％の減少となった。数量減少によって引き合いは強まり、相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で増減無しとなった。量販店・飲食店の需要が芳しくないため荷動きは鈍く、相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、東北産の出荷数量が順調に増えたため、前週比17％の増加となった。福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。全体的に荷動きは鈍く、相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道、青森県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。荷動きはまずまずあるも、大玉トマトの引き合いが弱く、相場は下落し、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、茨城県産の数量が減少傾向となり、前週比13％の減少となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年7月第3週）