カツオ宮崎・鹿児島主体2割増

2022年10月第5週(10月28日〜11月3日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年10月第5週(10月28日〜11月3日)の概況より。
3日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量1,213t(前週比110%、前年同期比88%)。

このうち鮮魚類は583t(前週比97%、前年同期比86%)、冷凍魚類は341t(前週比156%、前年同期比103%)、塩干加工品は290t(前週比103%、前年同期比78%)。

日ごとの動き

10月28日(金) 週末の取引、入荷は減ったが、買い気は依然低調。アジが1〜2割上伸、カツオは小幅続伸、スルメは1〜2割反落、サンマは小安い、メジは軟調、イワシは小動き、サバ、ブリは保合。相場全体では区々

10月29日(土) 休市前の取引、入荷増で買い気は後退。アジが2割反落、サバは1〜2割下落、カツオは軟調、スルメは小甘い、ブリは小緩み、メジは堅調、サンマはしっかり、イワシは強保合。相場全体では小安い

10月月31日(月) 週明けの取引、入荷水準は低かったが、月末で買い気も弱く、全般にさえない値動き。アジが小幅続落、ブリ、スルメが小安い、サバ、カツオが小動き、サンマ、イワシが弱保合、メジは保合。相場全体では弱保合

11月1日(火) 開市の間の取引、月替わりだが買い気は弱め。サンマが1〜2割上伸、ブリ、カツオが堅調、サバは強保合、イワシは1〜2割下落、スルメは小幅続落、アジ、メジは保合。相場全体では強保合

11月2日(水) 水曜開市日の取引、買い気はいまひとつ。アジが3〜5割上伸、カツオは小高い、サバ、メジは堅調、ブリは強保合、イワシは小甘い、スルメは弱保合、サンマは保合。相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が石川、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は中型が4.5割弱安、中小型が0.5割強安。

サバ 宮城と和歌山主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は0.5割高。

イワシ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は2.5割強高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ37%増加し、価格は1割弱安。

カツオ 宮崎と鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格は0.5割強高。

サンマ 岩手と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格は1割弱安。

ムキカキ 6%増加し、三陸産の価格は1.5割弱高。

主な水産物の市況(2022年10月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ35.58982各地16,2005,6832,70085143
海外5,8324,6643,45698136
メバチ43.28988各地※冷凍2,5921,3631,134100115
アジ43.49178石川86459432456131
三重中小54043837893133
サバ22.49060宮城ほか972443324105117
イワシ9.38572宮城1,296518184126141
スルメイカ9.3137108青森1,4041,1667569286
冷スルメイカ2.964116各地1,080-810--
サンマ35.892139岩手ほか5,4008426489174
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ11.984140北海道756551378129107
宮城ほかマコ1,080594378--
北海道アカ8647135409673
北海道アサバ54048643212979
ハマチ810363愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ28.2132132北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,0801,026972100136
タラ類24.811390岩手ほか1,512-540--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ13.111965宮崎ほか4,8601,145540107149
キンメダイ6.9105119東京ほか5,9402,11775698118
ムキカキ8.410682三陸4,1042,8351,944114137
各地2,7002,5381,296106-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/