だいこん、キャベツなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年2月第2週（2月8日〜2月14日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　今週の1日平均入荷量は、5,687tで、前週比ではごぼう、きゅうり、さといもなどが減少したが、だいこん、キャベツ、ブロッコリーなどが増加したため、5％の増加となった。

　前年同期比では、にんじん、きゅうり、さといもなどが減少したが、キャベツ、レタス、ブロッコリーなどが増加したため、5％の増加となった。

　市況は、前週比では強含み 、前年同期比では弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県などから入荷し、干ばつによる端境も徐々に抜け出してきているため、前週比14％の増加となった。安定した引き合いで相場に大きな変動はなく神奈川県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷し、前週比2％の増加となった。太物が少なく、Lサイズの引き合いが強まっている。千葉県産の価格は強含みとなった。

キャベツ　愛知県をはじめ、千葉県などから入荷し、前週比15％の増加となった。総体量が多いため、不足感のない取引で相場が下降し、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　静岡県をはじめ香川県などから入荷し、前年同期比29％の増加となった。低温と干ばつの影響で小玉傾向となっている。消費地も低温のため荷動きが鈍く、相場は下落し静岡県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県などから入荷し、前週比6％の増加となった。気温が低いため荷動きがよく、相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県、群馬県などからハウス物中心に順調に入荷し、前週比13％の増加となった。前週の高値反動と入荷増のため相場は下げながら推移し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県などから入荷したが、週末の降雪の影響で前週比3％の減少となった。入荷減のため相場は上向き、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県をはじめ千葉県、群馬県などから入荷したが、関東産が低温、曇天の影響で入荷が伸びず、前週比16％の減少となった。総体量は少なめだが、サラダ商材などの引き合いに強さは感じられず、相場に大きな変動はなく宮崎県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比11％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県などから入荷したが、前週比3％の減少となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県、高知県などから入荷し、生育順調で前週比8％の増加となった。一部特売需要はあるが、総体の相場は比較的安定しており宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年2月第2週）