日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年10月度を発表した。全店売上高は10238億6400万円(前年同月比101.4%)だった。既存店売上高は9832億8900万円(前年同月比101.1%)、既存店客数13億3504万4000人(同97.8%)、既存店客単価736.5円(同103.3%)だった。
JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。
今月は気温の低下によりカウンター商材、ホット飲料、カップ麺が好調だったことに加え、高付加価値商品の展開をはじめとする販促施策により客単価が伸び、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。また、おにぎり、菓子、玩具も好調に推移した。
店舗売上高
全店売上高は10238億6400万円。前年同月比145億9800万円増(+1.4%)。前月比287億6700万円増(+2.9%)。既存店売上高は9832億8900万円。前年同月比104億1100万円増(+1.1%)。前月比272億6800万円増(+2.9%)。
全店・既存店はともに8カ月連続のプラス。
来店客数
全店客数は14億0117万人。前年同月比2683万8000人減(−1.9%)。前月比4256万3000人増(+3.1%)。既存店客数は13億3504万4000人。前年同月比2982万9000人減(−2.2%)。前月比4013万8000人増(+3.1%)。
全店は3カ月連続のマイナス・既存店は4カ月連続のマイナス。
平均客単価
全店客単価は730.7円。前年同月比23.9円上昇(+3.4%)。前月比1.7円低下(−0.2%)。既存店客単価は736.5円。前年同月比23.7円上昇(+3.3%)。前月比1.8円低下(−0.2%)。
全店・既存店はともに10カ月連続のプラス。
商品構成比および前年増減比
- 日配食品
- 構成比35.8%(前月35.5%)/前年比101.9%。
- カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
- 加工食品
- 構成比27.8%(前月28.4%)/前年比100.7%。
- 菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
- 非食品
- 構成比32.0%(前月31.6%)/前年比100.6%。
- たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
- サービス
- 構成比4.4%(前月4.5%)/前年比100.4%。
- プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等
※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。
店舗数
店舗数は55,962店。前年同月比261店増(+0.5%)。前月比26店増(+0.0%)。
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
- https://www.jfa-fc.or.jp/
- 調査対象
- JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
