伝承とサイエンスの養生訓 紅茶の良さはテアフラビン 2014年4月11日 旭利彦 緑茶の機能性成分がポリフェノール「カテキン」なら、紅茶は同じくポリフェノールだが、紅茶特有の「テアフラビン」だという話だ。
伝承とサイエンスの養生訓 沖縄もずくはなぜ広まった? 2014年3月28日 旭利彦 個人的な記憶だが、昔は「ワカメ酢」はあっても「モズク酢」はなかったような気がする。まあ、どちらにしても子どもはああいった料理はあんまり好きじゃない。これも個人的な感想か。
伝承とサイエンスの養生訓 わさび(山葵)に含まれるカラシ油の力 2014年3月14日 旭利彦 今回のわさびは、前回のしょうが同様、日本人にはなじみ深い香辛料である。しかし、しょうがが中国大陸から渡ってきたものであるのに対し、わさびは生粋の日本原産植物だ。
伝承とサイエンスの養生訓 冬・夏それぞれにありがたい しょうが(生姜) 2014年2月28日 旭利彦 東京メトロの駅で配っているフリーペーパー「Metro Walker」冬号をなにげなく読んでいて、「体によい素材で温まる鍋」という特集に目がとまった。
伝承とサイエンスの養生訓 酒飲みははまぐりのアラニンに注目 2014年2月14日 旭利彦 はまぐりは前回ののりと同じ、食物を採集して暮らしていたころの原日本人にとってはなじみのある食べ物である。浜にある栗に似た貝だから「浜栗」。なんのひねりもないネーミングだ。辞書にある漢字で書けば「蛤」。学名はマルスダレガレイ科ハマグリ。
伝承とサイエンスの養生訓 のり(海苔)のよさは味と栄養バランスのよさ 2014年1月31日 旭利彦 真夏の賑やかな鎌倉の海は、真冬になると海の浅瀬一面にヒビ(ノリ養殖のために浅瀬に立てた木の枝や竹)が広がる。40年以上前、小学5年生から中学2年生までを材木座で過ごした筆者にとっては、おなじみの冬景色だった。
伝承とサイエンスの養生訓 カレーに使われる生薬――ターメリックとフェヌグリーク 2014年1月17日 旭利彦 カレーはすでに和食、日本食である。一方、アジアのさまざまなカレーが日本に集結してもいる。筆者もいろいろなカレーが大好物だ。カレーはスパイスが決め手だ。今回はその中で「ターメリック」と「フェヌグリーク」の健康的効果を紹介したい。
伝承とサイエンスの養生訓 数の子はDHAとEPAをたくさん摂るのに好都合 2013年12月20日 旭利彦 もういくつも寝ないうちに正月という時季なので、おせちの定番「数の子」を取り上げたい。日本人は魚好きであり、また魚の卵好きでもある。ご存じの通り、サケならイクラと筋子、スケトウダラなら鱈子、ニシンなら数の子という具合だ。
伝承とサイエンスの養生訓 冬至にカボチャを食べるのにはわけがある 2013年12月6日 旭利彦 今年の「冬至」は12月22日である。「冬至にはカボチャ」というのが、今日の日本人の季節感だ。この日に柚子湯に入って、冬至がゆ(小豆がゆ)とカボチャを食べると「カゼをひかない」と言われている。厄払いや無病息災を願うためでもある。
伝承とサイエンスの養生訓 ラム肉がお薦めである3つの理由 2013年11月22日 旭利彦 筆者の“ラム肉デビュー”はかなり遅い。2002年6月、家内と北海道へ取材旅行に行き、帯広で初めてジンギスカンを食べた。ジンギスカンが初めてなら、面と向かって羊の肉と対峙したのも初めてのことだった。「羊肉は臭い」という先入観で避け続けていたこともあるし、豚や牛、鶏などと比べて、日本人にはなじみの薄い肉だという理由もあった。
伝承とサイエンスの養生訓 お坊さんがごまを擦るわけ 2013年11月8日 旭利彦 ごま(胡麻)はゴマ科ゴマ属の1年草で、インドが原産地とされている。インドでは古代、サンスクリット語(梵語)でごまのことを「シャククリ」と呼び、不老長寿の薬として大切にされていたという。
伝承とサイエンスの養生訓 ピーナッツは渋皮付きで1日20粒がお薦めという理由 2013年10月25日 旭利彦 つかぬことをお聞きしますが、貴方は皮付きピーナッツと皮むきピーナッツ、どちらが好きですか? 私? どちらも好きです。しかし、できるなら皮付きを食べた方がいいという説がある。 渋皮にポリフェノール ピーナッツ本体を包む赤茶色の「渋皮」には、ブドウの皮や赤ワインにも多く含まれる。特筆すべきが、抗酸化作用のある「ポリフェノール」の一種「レスべラトロール」が豊富に含まれているということだ。このレスべラト […]
伝承とサイエンスの養生訓 イチジクは消化不良や便秘にどう“効く”のか 2013年10月11日 旭利彦 イチジクは現在の中東、アラビア地方を原産地とするクワ科の落葉樹で、江戸時代の寛永年間(1624~44)に日本に入ってきたとされている。晩夏(8月)から晩秋(11月)にかけて実を熟させる。 タンパク質分解酵素フィシンを含む かつては畑や庭に植えられていたが、今ではそんな姿も少なくなり、日本人にはそれほど身近な果物ではなくなった。 とはいえ、真っ盛りのイチジクは果物屋、八百屋、スーパーで見かけるこ […]