
シードルはブーム前夜にこぎつけたか(3)
そもそもの始まりは今回のシードル・コレクションの少し前に大阪の阪神百貨店でシードルの企画展があるのを知ったことだった。
そもそもの始まりは今回のシードル・コレクションの少し前に大阪の阪神百貨店でシードルの企画展があるのを知ったことだった。
日本におけるリンゴ栽培の歴史は平安時代の観賞用から始まっているのだが、食用栽培が始まったのは明治2(1869)年北海道の七重村(現七飯町)へのプロシア人ガルトネルの植樹以降のことであり、果物としてはまだ新しい部類に入る。
猛暑がどうにか一息ついた2016年8月28日。リンゴの発泡酒シードルの五か国の輸入業者と国産業者が一堂に会する「Tokyo Cidre Collection」が東京で開催された。
2016年3月17日、東京・小石川のFBOアカデミー東京校において「ロシア・サケ・フェス」と銘打ってウォッカのイベントが開催された。
読者の方々はバーでテキーラの瓶を見てギョッとしたことはないだろうか――筆者がかねがね持っていたテキーラに関する疑問の一つが、その驚きの種である“ドクロ”だった。
人は2種類に分けられる。ライブが好きな人間と、ライブに一生縁がない人間だ。
結果、筆者はほうほうのていでその場を取り繕ってなんとか窮地を脱したのだが、意外だったのは日本に帰ってきてからの反応だった。
「何が食べたい?」「あ、何かセルビアの郷土料理でも……」というやり取りがしばらく続いた後、社長が「ここは俺に任せろ」とばかりに我々2人の会話を制した。
朝露に濡れるコテージで迎えたセルビア2日目の朝。
後から考えると、なぜそこまで正直に言ってしまったのか自分でも不思議なのだが、セルビアで調子のいいことを言って日本に帰ってきてから頭を抱えるような事態になっては
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