食べる智恵 謙虚に“最高”を目指してきたタケノコ 2006年4月24日 齋藤訓之 茨城県牛久市の高松求さんという農家のところへ、毎年春、タケノコを掘らせてもらいにうかがう。今年は冬の寒さもあり、本格的な収穫は例年よりひと月ほど遅い4月となった。今頃が最盛期だ。
食の損得感情 トップダウンが招く成長の限界 2006年4月20日 齋藤訓之 案の定と言うべきか、2月23日掲載の「有機農法の普及とGM作物推進に共通する想い」に対して、民間稲作研究所の稲葉光國氏より、ご自身の考えと違うとのお話をいただいた。稲葉氏とGM推進派の「両者が心に抱く思いは同じものに見える」という見方は、全く不本意とのことだった。
食べる智恵 olinas 2006年4月19日 齋藤訓之 4月20日、東京・錦糸町に複合施設olinasがオープン。シネコンを含む商業施設と、高層のオフィス棟、住宅棟で構成。精工舎工場跡地を東京建物が再開発。
食べる智恵 宮水コーヒーの謎 2006年4月9日 齋藤訓之 神戸の「にしむら珈琲店」のコーヒーに初めて触れたのは、20代半ば、本郷三丁目のビルの一室だった。当時、勤務していた柴田書店は日本信販本社ビルの一画を所有していて、私たちはそこで仕事をしながら、なにやかやと試食をしたりもしていた。
食の損得感情 売れるのは白か黒か茶色か…… 2006年4月6日 齋藤訓之 何年か前、青果流通に携わっていた友人が、ゴボウ生産者と話し合い、洗いゴボウを出荷することにした。ただ、見た目が良くない。そこで、消費者になぜ色が良くないのかを伝え、品質が劣るわけではないことを訴えるため、パッケージに漂白に類する加工をしていない旨を表示することにした。ところが、出荷先となる大手スーパーの担当者からストップがかかった。