洋酒文化の歴史的考察

II スパイ・ゾルゲが愛したカクテル(4)

日本に洋酒文化が定着していったプロセスを読み解く第2シリーズ。ゾルゲがクラウゼンに待ち合わせ場所として指定した「ブルーリボン」についての資料はほとんどない。しかし、同店が当代一流であったことを偲ばせる一言の証言がある。
洋酒文化の歴史的考察

I モダン・ガールは何を飲んでいたのか(8)

日本に洋酒文化が定着していったプロセスを追う本シリーズ。その手がかりとして最初にスポットを当てたのが、大正期から現れたモダン・ガールたちだ。この時期の日本にカクテルというものが登場したと前回述べたが、今回はより多くのモダン・ガールたちに親しまれていたリキュールを紹介する。
洋酒文化の歴史的考察

I モダン・ガールは何を飲んでいたのか(6)

日本に洋酒文化が定着していったプロセスを追う本シリーズ。その手がかりとして最初にスポットを当てたのが、大正期から現れたモダン・ガールたちだ。さて、尾竹紅吉に「五色の酒」を差し出した奥田駒蔵だが、彼がそれを調製した事情を考えると次々に不思議な点が出てくる。
洋酒文化の歴史的考察

I モダン・ガールは何を飲んでいたのか(4)

日本に洋酒文化が定着していったプロセスを追う本シリーズ。その手がかりとして最初にスポットを当てたのが、大正期から現れたモダン・ガールたちだ。彼女たちが飲んでいたものを調べるために、まず当時の酒の品揃えを見てみる。これが意外や、平成日本も顔負けと思えるほど充実していたのである。
再考・ワイン物流改善

吉崎和明氏と日本リカー(1)

国内のワイン・インポーターが次々にリーファー輸送を採用していく中、自社が遅れをとってはと業を煮やしている男がいた。彼はある発見の機会を作ってくれたし、素晴らしいヒット・メーカーでもあった。
貨物船
再考・ワイン物流改善

「地下貯蔵」が広げたネットワーク

ワインのリーファー輸送を業界に提案した大久保順朗氏が、リーファー輸送が必要と考えるに至ったワイン物流の問題の本質を語る。今回は、広がり始めた出会い、輸入業者のネットワークの中で、良質なフランスワインも現れた話をお送りする。
小売・外食

2010年食の10大ニュース[9]

「2010年食の10大ニュース」は予想以上に各界の皆様からご協力をいただきました。食について、正しい情報、真に有益な情報を発信したいという皆様の情熱の強さに改めて敬意を表し、ご協力に感謝申し上げます。  そして、FoodWatchJapanをご覧くださっている皆様の情熱も感じております。仕事納めが終わった後も閲覧数は高く、スタッフ一同冥利に尽きることと存じ、読者の皆様に感謝申し上げます。 「201 […]
製造・物流

2010年食の10大ニュース[8]

「2010年食の10大ニュース」は予想以上に各界の皆様からご協力をいただきました。食について、正しい情報、真に有益な情報を発信したいという皆様の情熱の強さに改めて敬意を表し、ご協力に感謝申し上げます。  そして、FoodWatchJapanをご覧くださっている皆様の情熱も感じております。仕事納めが終わった後も閲覧数は高く、スタッフ一同冥利に尽きることと存じ、読者の皆様に感謝申し上げます。 「201 […]
戦術・戦略

2010年食の10大ニュース[3]

「2010年食の10大ニュース」、3日目は、元ハーレーダビッドソンジャパン社長の奥井俊史さん、宮城大学教授の三石誠司さん、そして穀物関係機関勤務のコロさん(匿名)からいただいた記事をご紹介します。
食べる智恵

逆境の中の裏技が生んだスコッチ

スコッチ・ウイスキーの源流をたどれば、最初それは無色透明で、あの独特な香味というものはなかった。恐らく、ウォッカや甲類の麦焼酎のようなものだったに違いない。それがいわゆるスコッチ・ウイスキーへと変貌して行った歴史は、いわば受難の歴史だ。折々に立ちはだかった逆境と、それから逃れるためや裏をかくためのこざかしいことどもが、あの味を作り上げてきた。