イワシ58％増、アジ22％増

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年7月第4週（7月21日〜7月27日）の概況より。
26日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量945t（前週比100％、前年同期比104％）。

このうち鮮魚類は509t（前週比98％、前年同期比106％）、冷凍魚類は214t（前週比114％、前年同期比133％）、塩干加工品は221t（前週比94％、前年同期比83％）。

日ごとの動き

7月21日（金）　週末の取引、買い気は振るわなかった。メジが1〜3割、カツオは1〜2割ともに上伸、イワシは堅調、ブリは1割下落、アジは軟調、スルメは小甘い、サバは保合。相場全体では区々。

7月22日（土）　休市前の取引、買い気はやや上向いた。カツオが2〜3割続伸、スルメは小高く、ブリはしっかり、アジは強保合、イワシは弱保合、サバは保合、メジは小動き。相場全体ではしっかり。

7月24日（月）　休市明けの取引、入荷増で買い気は弱め。アジが2割上伸、メジは堅調、スルメは1割反落、ブリは小幅ながら下落、カツオは小動き、サバとイワシはともに保合。相場全体では区々。

7月25日（火）　休市前の取引、買い気はやや上向き。メジが2割下落、アジは1〜2割反落、スルメは1割続落、ブリは小幅続落、サバとイワシはともに保合、カツオは小動き。相場全体では小安い。

7月27日（木）　休市明けの取引、入荷増で荷動きは鈍化。アジが1〜3割、カツオは1〜2割ともに続落、サバは小安い、ブリは堅調、メジはしっかり、スルメは小動き、イワシは保合。相場全体では小甘い。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ22％増加し、価格は中型が2割弱安、中小型がほぼ変わらず。

サバ　宮城と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ7％増加し、価格は1.5割安。

イワシ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ58％増加し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ51％増加し、価格は2割弱安。

カツオ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は1.5割強安。

主な水産物の市況（2023年7月第4週）