ゴーヤ、オクラ、だいこん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年7月第2週（7月7日〜7月13日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,042t（前週比97％、前年同期比100％）。

日ごとの動き

前週比ではレイシ（にがうり）、オクラ、だいこん等が増加したが、ほうれんそう、にんじん、なす等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比ではオクラ、ミニトマト、なす等が減少したが、いんげん、だいこん、レイシ（にがうり）」等が増加したため、増減なしとなった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷した。青森県産は前週に続き他品目の作業による影響で減少したが、北海道産が増量傾向で前週比16％の増加となった。気温が高いことで需要は減退し、荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、千葉県、埼玉県産がほぼ終了したことから、前週比で18％の減少となった。荷動きはやや鈍く、青森県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　千葉県、茨城県産がほぼ終了し、群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。全体量は十分なことから荷動きはやや鈍く、群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県の一部産地で雹による被害を受けたことから数量減少し、前週比で7％の減少となった。荷動きはやや鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で26％の減少となった。荷動きはやや鈍めだが、数量が減少したことから群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。関東産は暑さの影響で太物比率が下がり、品質低下もみられ、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、福島県を中心に秋田県等から入荷したが、埼玉県や群馬県産の終了が近いことから、前週比で2％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比で15％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、群馬県産の価格は保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で3％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、大玉傾向なことから小玉の引き合いが強く、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷したが、長崎県産は最終盤で減少、静岡県産は6月の台風の影響から数量回復してきているが、前週比で11％の減少となった。気温が高いことで需要は減退しているものの、全体量が少ないことから引き合いは強く、茨城県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷したが、兵庫県産は増量傾向だが、佐賀県産が豪雨の影響や産地の選果機故障で数量減少したため、前週比で5％の減少となった。入荷が不安定なことから在庫確保の引き合いがあったものの、兵庫県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年7月第2週）