カツオ、サンマ減。ムキカキ増

2022年11月第3週(11月18日〜11月24日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年11月第3週(11月18日〜11月24日)の概況より。
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,090t(前週比98%、前年同期比90%)。

このうち鮮魚類は603t(前週比109%、前年同期比96%)、冷凍魚類は192t(前週比77%、前年同期比86%)、塩干加工品は295t(前週比95%、前年同期比84%)。

日ごとの動き

11月18日(金) 週末の取引、入荷増で買い気は後退。カツオが2〜4割続伸、サンマは堅調、アジは1〜2割下落、サバは小幅下落、イワシは弱保合、メジは区々、ブリは小動き、スルメは保合。相場全体では小動き

11月19日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。アジ、サバが2割続落、ブリは1〜2割下落、メジは軟調、サンマは小甘い、スルメは弱保合、イワシは堅調、カツオは小動き。相場全体では軟調

11月21日(月) 週明けの取引、雨市で買い気は弱め。サバが1〜2割続落、メジは続軟調、ブリは軟調、スルメは弱保合、イワシは1割上伸、サンマは区々、カツオは小動き、アジは保合。相場全体では続軟調

11月22日(火) 休市前の取引、入荷が減少し荷動きはやや好転。

サンマ 堅調、イワシ、ブリは強保合、サバは弱保合、カツオは区々、アジ、スルメ、メジは保合。相場全体では強保合

11月24日(木) 休市明けの取引、天候も回復し買い気は上向き。カツオが1〜3割、スルメが1〜2割上伸、サバはしっかり、メジは強保合、イワシは2〜4割下落、サンマは小安い、アジは軟調、ブリは小動き。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ53%増加し、価格は中型が2.5割強安、中小型が1割強高。

サバ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ54%増加し、価格は3割安。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ48%減少し、価格は6割強高。

サンマ 岩手と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ46%減少し、価格は0.5割強高。

ムキカキ 11%増加し、三陸産の価格は0.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年11月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ31.210167各地14,0407,2312,700110148
海外7,1284,7663,24099123
メバチ46.3100100各地※冷凍4,3201,3691,134100112
アジ57.8153181長崎9724543247457
新潟ほか中小648481324111114
サバ24.111068北海道1,404454324100120
イワシ10.3154240北海道1,1884752167054
スルメイカ4.38680北海道1,7281,4341,231103103
冷スルメイカ2.710875各地1,080-810--
サンマ13.75444岩手ほか5,4001,037540107126
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ19158161北海道64847332488109
宮城ほかマコ1,08045932489-
北海道アカ8646484329683
北海道アサバ43235121610358
ハマチ12.911563愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ19.98194北海道トキ3,7803,5653,240100
北海道アキ1,1881,026972100136
タラ類33.9112106北海道ほか1,512-216--
宮城ぶわ1,566-1,296--
カツオ5.35244鹿児島4,8601,361378162160
キンメダイ7.2103100東京ほか5,1842,1601,620102115
ムキカキ13.511181三陸3,0241,8881,0809695
各地2,4841,6201,08088-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/