いちじく増。ももの出荷は終盤

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年9月第2週（9月9日〜9月15日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,585t（前週比117％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

前週比では、もも等が減少したが、かき、みかん、くり等が増加したため、17％の増加となった。

前年同期比ではかき、みかん、くり等が減少したが、いちじく、もも、なし等が増加したため、2％の増加となった。

市況は、前週比で弱保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　ハウスみかんから極早生に切り替わっており、宮崎県を中心に熊本県等から入荷し、前週比238％の大幅な増加となった。価格は宮崎県産極早生、佐賀県産ハウスともに保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷し、前週比7％の増加となった。青森県県産「つがる」の価格は弱保合となった。

なし　栃木県を中心に茨城県等から入荷し、「豊水」の出荷がピークに入っていることから、前週比30％の大幅な増加となった。栃木県産「豊水」の価格は保合となった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から入荷し、奈良県産「ハウス刀根」早生が出荷ピーク、愛知県産「ハウス次郎柿」の販売が始まり、前週比338％の大幅な増加となった。「刀根」の価格は和歌山県産、奈良県産ともに弱保合となった。

もも　山形県、福島県等から入荷したが、出荷が終盤になり、前週比28％の減少となった。山形県産の価格は弱保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に長野県等からシャインマスカットを中心に入荷し、前週比4％の増加となった。価格は山梨県産「シャインマスカット、甲斐路」は弱含み、岡山県産「ピオーネ」は保合となった。

くり　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比76％の大幅な増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

いちじく　和歌山県を中心に愛知県等から入荷し、前週比4％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷し、前週比10％の増加となった。引き合いは落ち着いており、静岡県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年9月第2週）