アジ中型長崎、中小型石川から

2022年7月第1週(7月1日〜7月7日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年7月第1週(7月1日〜7月7日)の概況より。
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,211t(前週比111%、前年同期比107%)。

このうち鮮魚類は560t(前年同期比98%)、冷凍魚類は298t(前週比121%、前年同期比125%)、塩干加工品は354t(前週比119%、前年同期比108%)。

日ごとの動き

7月1日(金) 週末の取引、月替わりで買い気は幾分上向き。イワシが2〜5割上伸、アジが堅調、カツオは強保合、スルメは小甘い、ブリは弱保合、サバは保合。相場全体では強保合

7月2日(土) 休市前の取引、買い気は順調。イワシが2割反落、カツオは1〜2割下落、サバは小安い、アジは弱保合、スルメは小甘い、ブリはしっかり。相場全体では軟調

7月4日(月) 週明けの取引、買い気は振るわず。イワシが1〜3割続落、アジは1〜2割、スルメは1割下落、ブリは軟調、サバが小反発、カツオはしっかり、メジは小動き。相場全体では続軟調

7月5日(火) 休市前の取引、入荷が少なく荷動きはやや回復。ブリが1割上伸、イワシが堅調、カツオは2割下落、アジ、スルメが1割続落、サバは小甘い、メジは小動き。相場全体では小動き

7月7日(木) 休市明けの取引、買い気は振るわず。サバが1〜2割下落、アジは1割続落、メジは小甘い、スルメは弱保合、ブリは区々、イワシ、カツオは保合。相場全体では小安い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川主体に入荷。数量は前週に比べ17%減少し、価格は中型、中小型ともに1割強高。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は1割強高。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ32%増加し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ68%増加し、価格は0.5割弱高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は0.5割高。

主な水産物の市況(2022年7月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ54.4100114各地19,4403,6661,944123121
海外-7,560-122173
メバチ42.3111107各地※冷凍2,7001,3371,134100124
アジ42.18378長崎2,376702378112118
石川中小648464324111106
サバ18.78482千葉756400324112121
イワシ42132118鳥取97232416211497
スルメイカ27.1168219石川1,29687743210493
冷スルメイカ1.97686各地1,080-810--
サンマ1.713177各地解凍1,620-540--
カレイ12.6106116北海道64848632410990
宮城ほかマコ1,4041,188324-122
北海道アカ6485835407749
北海道アサバ-216---
ハマチ5.99263愛媛ほか野〆1,6201,5661,512102158
塩サケ26.4126129北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類5.49661岩手ほか756-216--
宮城ぶわ1,296-864--
カツオ35.49175千葉1,728886432105228
キンメダイ8.390189東京ほか5,1841,8141,404104135
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/