前産地最盛期過ぎ入荷減多い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年5月第3週（5月13日〜5月19日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,486t（前週比78％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではふき、そらまめ、にんじん等が減少したため、22％の減少となった。

前年同期比ではブロッコリー、じゃがいも、こまつな等が増加したが、ふき、そらまめ、トマト等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷したが、千葉県産が最盛期を過ぎて数量減少し、前週比23％の減少となった。入荷量が落ち着いて品薄感があり、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に入荷したが、徳島県産が降雨の影響で数量少なく、前週比34％の大幅な減少となった。徳島県産の価格は強含みとなった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比で17％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比で23％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比26％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。値頃感あり特売需要もあったため荷動きは良好で、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、関東産の春物が終盤で減少し、前週比22％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比26％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、埼玉県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比26％の減少となった。荷動きは良好で、高知県産の価格は強含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比26％の減少となった。荷動きは良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、宮崎県産、高知県産が最盛期を過ぎて入荷数量は落ち着き、前週比26％の減少となった。荷動きは鈍く、茨城県の価格は弱保合になった。

じゃがいも　長崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、鹿児島県産が最盛期を過ぎて数量減少傾向で、前週比21％の減少となった。長崎県産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が最盛期を過ぎて数量減少し、前週比24％の減少となった。出回り量の減少により相場は上昇し、佐賀県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年5月第3週）