干ばつ解消しレタス回復傾向

2022年2月第4週(2月25日〜3月3日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2022年2月第4週(2月25日〜3月3日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,356t(前週比86%、前年同期比79%)。

日ごとの動き

前週比ではなす、きゅうり、レタス等が増加したが、かぶ、はくさい、じゃがいも等が減少したため、14%の減少となった。

前年同期比ではごぼう、さといも、ミニトマト等が増加したが、かぶ、ブロッコリー、なす等が減少したため、21%の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん 神奈川県、千葉県等から入荷し、前週比で2%の増加となった。神奈川県産の価格は保合となった。

にんじん 千葉県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比4%の増加となった。全体量は多くないため引き合いが強く、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ 愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比4%の増加となった。月初の量販店特売で荷動きは良好、引き合い強く、愛知県産の価格は強保合となった。

レタス 静岡県を中心に長崎県等から入荷し、降雨による干ばつの解消や気温上昇により生育は回復傾向で、前週比で16%の増加となった。月初の量販店需要で引き合いは強く、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい 茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作が終盤に向けて減少し、前週比11%の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう 群馬県、茨城県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ 千葉県、埼玉県等から入荷したが、関東産が低温・干ばつの影響で正品率が低く、前週比8%の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり 宮崎県、千葉県等から順調に入荷し、前週比で21%の増加となった。量販店特売の需要があったものの、週後半は引き合いが落ち着き、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす 高知県を中心に順調に入荷し、前週比24%の増加となった。荷動きはまずまずで、高知県産の価格は保合となった。

トマト 熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比6%の増加となった。全体量は少なめで荷動きはまずまず良好で、熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン 宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比14%の増加となった。引き合いは弱めで、宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物(野菜)の市況(2022年2月第4週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん41510291せり神奈川101,620
相対神奈川101,296
かぶ428679せり千葉0.8194
相対千葉0.8132
にんじん272104111せり千葉10-
相対千葉101,102
ごぼう25107143せり青森4-
相対青森4756
キャベツ78010496せり愛知10864
相対愛知101,102
レタス26111691せり静岡103,528
相対静岡102,419
はくさい50989103せり茨城151,404
相対茨城15626
こまつな4710191せり茨城0.2-
相対茨城0.276
ほうれんそう7210095せり群馬0.2173
相対群馬0.288
ねぎ1729299せり千葉52,916
相対千葉51,620
みずな20101-せり茨城0.2173
相対茨城0.261
セルリー39104106せり静岡10-
相対静岡102,722
ブロッコリー15810282せり愛知51,944
相対愛知51,534
きゅうり25812195せり宮崎52,916
相対宮崎51,922
なす11912485せり高知5-
相対高知52,657
トマト25210691せり熊本4-
相対熊本41,296
ミニトマト88110112せり熊本3-
相対熊本31,814
ピーマン7811488せり宮崎0.13-
相対宮崎0.13108
じゃがいも2598986せり北海道10-
相対北海道103,456
さつまいも13890110せり千葉5-
相対千葉51,512
さといも22100120せり埼玉10-
相対埼玉103,154
たまねぎ3949989せり北海道20-
相対北海道205,319
なましいたけ299794せり千葉0.1-
相対千葉0.1-
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/