鮮魚取扱量は前週比7%減少

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年4月第3週(4月16日〜4月22日)の概況より。

日ごとの動き

21日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の減少。

1日平均取扱数量は総量1,344t(前週比101%、前年同期比112%)。このうち鮮魚類は630t(前週比93%、前年同期比118%)、冷凍魚類は297t(前週比119%、前年同期比125%)、塩干加工品は418t(前週比105%、前年同期比97%)。

4月16日(金)週末の取引、買い気は振るわなかった。イワシが1〜2割上伸、メジは堅調、スルメは強保合、アジ、ブリは1〜2割下落、サバは小反落、相場全体では小動き

4月17日(土) 休市前の取引、買い気は弱め。ブリが1〜2割反発、カツオは堅調、スルメは強保合、メジは小安く、イワシは小動き、相場全体では強保合

4月19日(月) 週明けの取引、買い気はいまひとつ。ブリが2割続伸、イワシはしっかり、アジ、メジは強保合、サバは軟調、カツオは小安く、相場全体では小動き

4月20日(火) 休市前の取引、入荷が減ったため荷動きはまずまず。ブリが1〜2割反落、サバは軟調、イワシ、カツオは弱保合、アジ、スルメ、メジは保合、相場全体では弱保合

4月22日(木) 休市明けの取引、潤沢な入荷で買い気は低調。サバ、カツオは2〜4割、スルメは1割それぞれ下落、アジは軟調、メジは堅調、相場全体では下落

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は中型がほぼ変わらず、中小型がわずかに上昇

サバ 三重や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は1割弱高。

イワシ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少し、価格は約2.5割高。

スルメイカ 富山や静岡を主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格はわずかに下落

カツオ 鹿児島を主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は1割下落

主な水産物の市況(2021年4月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ38.992230各地3,545
海外2,626
メバチ48.98771各地※冷凍971
アジ64.998149長崎406
長崎中小446
サバ29.29484三重ほか307
イワシ23.28865石川367
スルメイカ11.88988富山ほか888
冷スルメイカ2.2183367各地-
サンマ1.610730各地解凍-
カレイ17.78473北海道378
青森ほかマコ540
北海道アカ324
北海道アサバ-
ハマチ19.7126113鹿児島ほか野〆810
塩サケ16.281107北海道トキ-
北海道アキ594
タラ類9.19769岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ25.8108194鹿児島648
キンメダイ7.274120東京ほか1,449
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/