かき、ラ・フランス、りんご増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第3週（10月14日〜10月20日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,878t（前週比102％、前年同期比121％）。

日ごとの動き

前週比では、くり、なし、アールスメロン等が減少したが、かき、西洋なし、りんご等が増加したため、2％の増加となった。

前年同期比では西洋なし、みかん等が減少したが、なし、くり、かき等が増加したため、21％の増加となった。

市況は、前週比では保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県を中心に長崎県等から入荷し、前週比3％の増加となった。和歌山県産「ゆら」早生や福岡県産「北原」早生等、極早生の中でも早生種に近い品種に変わってきている。極早生の価格は熊本県産が強保合、長崎県産が保合となった。

りんご　岩手県を中心に「ジョナゴールド」、青森県を中心に山形県等から「早生「ふじ」、長野県を中心に山形県等から「シナノスイート」が入荷し、前週比8％の増加となった。40玉を中心に引き合いは強く、価格は岩手県産「ジョナゴールド」、青森県産「ふじ」、長野県産「シナノスイート」は保合となった。

なし　福島県、新潟県等から「新高なしを中心に入荷したが、「あきづき」は終盤に入り、前週比12％の減少となった。価格は福島県産「新高」は強含みとなった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から「刀根」、岐阜県を中心に「富有」、愛知県を中心に「次郎」等が入荷し、前週比16％の増加となった。引き合いはあるものの入荷量が多いため荷動きは鈍く、価格は福岡県産「富有」は強保合、愛知県産「次郎」は保合、和歌山県産「刀根」は弱保合となった。

ぶどう　長野県を中心に岡山県等から入荷したが、山梨県は晩生種である「甲州」の出荷が始まり、ぶどうが終盤に入ったことから、前週比19％の減少となった。価格は長野県産「シャインマスカット、巨峰」、岡山県産「ピオーネ」は保合となった。

くり　茨城県を中心に入荷したが、前週比18％の減少となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年10月第3週）