とちおとめ、静岡紅ほっぺ入荷

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2021年11月第2週(11月5日〜11月11日)の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,903t(前週比124%、前年同期比98%)。

日ごとの動き

前週比では、西洋なし、りんご等が減少したが、いちご、みかん、アールスメロン等が増加したため、24%の増加となった。

前年同期比ではいちご、アールスメロン、かき等が増加したが、西洋なし、りんごが減少したため、2%の減少となった。

市況は前週比では保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県を中心に長崎県等から入荷した。早生の入荷量が日々増加傾向にあり、前週比67%の大幅な増加となった。価格は前週比で、愛媛県産早生は弱保合、和歌山県産極早生は、荷動きはやや鈍いものの引き合いは強く、強保合となった。

りんご 青森県産「早生「ふじ」が終盤に入り、山形県、長野県産「サンふじ」を中心に入荷したが、前週比3%の減少となった。価格は前週比で、山形県産「ふじ」は弱保合、青森県産「王林」は強保合となった。

西洋なし 山形県を中心に入荷し、前週比14%の増加となった。引き合いは強く、山形県産「ラ・フランス」の価格は前週比で保合となった。

かき 愛知県、奈良県等から入荷し、前週比3%の増加となった。価格は前週比で、福岡県産「富有」は弱含み、愛知県産「次郎」は強含みとなった。

いちご 栃木県産「とちおとめ」を中心に静岡県産「紅ほっぺ」等が入荷した。関東地区の天候は良好で、前週比207%の大幅な増加となった。いちご全体の入荷量が増えていることから相場は下げに入り、価格は前週比で栃木県産「とちおとめ」および静岡県産「紅ほっぺ」は弱保合となった。

アールスメロン 静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比19%の増加となった。先週に続き引き合いは強く、静岡県産の価格は前週比で強保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2021年11月第2週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん941167102せり早生愛媛103,629
極早生和歌山10-
相対早生愛媛103,218
極早生和歌山103,051
りんご2489773せりふじ山形105,184
王林青森10-
相対ふじ山形103,910
王林青森104,428
西洋なし378763せりラ・フランス山形52,376
相対ラ・フランス山形52,354
かき340103108せり富有福岡10-
次郎愛知103,132
平核無新潟7.53,132
相対富有福岡103,499
次郎愛知103,591
平核無新潟7.52,538
いちご17307427せりとちおとめ栃木0.26613
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.24-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.26583
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.24-
紅ほっぺ静岡0.28884
アールスメロン14119134せり静岡12,128
相対静岡12,030
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/