不知火が熊本と佐賀等から入荷

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年12月第2週（12月11日〜12月17日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量2,212t（前週比97％、前年同期比99％）。

前週比では、いちご、ほしがき、不知火などが増加したが、西洋なし、りんご、かきが減少したため、3％の減少となった。

前年同期比では、いちご、不知火、りんごが増加したが、キウイ、かき、西洋なしなどが減少したため、1％の微減となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。愛媛県産普通の価格は強含み、早生の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比37％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、長野県、岩手県、山形県産が終盤を迎えており、前週比13％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は弱保合、青森県産「王林」の価格は強保合となった。

西洋なし　山形県を中心に新潟県等から入荷したが、「ラ・フランス」が終盤に入り、前週比28％の減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は強保合となった。

かき　奈良県、福岡県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。全体量が少ないため荷動きはよく、奈良県産「富有」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、クリスマス需要により、関東産、九州産の出荷が順調に増加しており、前週比61％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は強保合、福岡県産「あまおう」、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、前週比29％の増加となった。静岡県産の価格は強含みとなった。

キウイ　愛媛県、栃木県を中心に入荷し、前週比26％の増加となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

ほしがき　長野県を中心に富山県等から入荷し、前週比45％の大幅な増加となった。荷動きは鈍く、長野県産「市田」の価格は弱含み、福島県産「アンポ」の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年12月第2週）